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最新のコーヒー事情から紐解く未来の料理

ニセコから戻ってからすぐに妄想喫茶の最終準備に向かう。パートナーの井崎英典さんの研究所に赴き、今回のアプローチについて確認する。今回の生豆の選定、そしてローストするロースト温度のプロファイルの確認など、細かなセッティングで多孔質である生豆をメイラードかけながらグラインド可能な状態まで持っていく。コーヒーも完全に料理の世界だなとつくづく思う。

デンマークのコーヒーベンチャーaillio社、ロースト量が200g〜800gとマイクロロースターとしては十二分のスペックを持っている。IH熱源で赤外線センサーで温度瞬時にコンピューターに伝送する。オンタイムで見られるのも最大の魅力で、僕も一台発注している。サンプルロースターとしては、イギリス製のIKAWAが有名だ。パナソニックもOEMで汎用モデルを出したりとこちらもサンプルロースターとしては小さくて触りだけでも味わえるので是非興味ある人は触って欲しい。

コーヒーが料理という文脈で考えると、同じ原料(この場合は生豆)でローストする場合、世界中のバリスタが作ったローストプロファイル(細かな焙煎の温度や時間軸を設定したファイル)を共有して、遠く離れた日本でもその同じローストを再現することができる。

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例えば今回新しくローストしているこのプロファイルを、コーヒー農園があるコスタリカのキズナ農園とシェアして、生産者と提供側の味を再現して生産側へダイレクトにバックすることも可能となる。僕らも料理機材への革命をチャレンジしているが、早い将来グリルの温度値をデータ化してプロファイル設定してシェアする、そうすることで肉別やパーツ別での焼き方がデジタルで再現できるはずだ。

僕と井崎さんのディープなトークと世界初のライブで抽出していくコーヒーイベントはいよいよ土曜日開催。13時からの回のみ、数名参加可能です。ぜひ遊びにいらしてください!


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