OVER THE RAINBOW / WAGYUMAFIA 2025年期スタート
妄想喫茶のイベント中に珍しく携帯を眺める井崎さん「浜田さん、明洞のオヤジからだ。」その出来事に僕らは瞬間でなにかを悟ったのだった。「すぐに折電してみなよ」イベント中に電話するというのは、WAGYUMAFIAの歴史の中でも初めてだろう。40年続く寒川にある焼き肉屋さんである、井崎さんの奥さんの仕事のご縁で出会うことになり、僕も一度だけ連れて行ってもらったことがある。来年の1月5日を持って店を閉じるという、やはり僕らの予感は的中した。こういうときはすべての予定を変更してすぐに行こうということになった。数多いる客の中でも電話で報告されるのは少ないだろう、そんな人間が翌日に来たらきっと嬉しいはずだ。
僕らは30人前を平らげ、名物のジャンラーメンもぺろり。さすがに腹パン状態で
帰宅して、仕事をこなしてから娘の本を3冊読みながら寝落ちする。僕のCPAPマニアな話がメーカーに伝わったのか、最新のピロー型のマスクをモニターで使って欲しいという来る。その他社メーカーのピロー型が劇的によかったのか、いやいやあの30人前のタレハラミがきっと睡眠をコントロールしてくれたのだろう。とにもかくにも、深い睡眠のあとにいつものように5時55分にピタッと起きる。何故かよくわからないが、僕はこの時間に目覚めるように体内時計がセットされているらしい。
東京の空を眺めると曇り空だ、昨日いた寒川の方面はフォギーな感じでサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジのようである。ヨーグルトの上に寝かした沖縄のパッションフルーツを落とし、そしてエスプレッソマキアートを飲む。ゲストからの予約DM、そして海外チームの宿題リストをひとつひとつこなしながら、LAのマネージャーと電話会議というのが僕の7時台である。僕のDay-to-dayマネージャーとの電話会議中に、一度電話切ってもいいかな?と伝える。眼下に広がるのがまばゆいばかりのパーフェクトな虹だったからだ。すぐに消えてしまうかも知れないその虹を写真に収めたかったからだ。マネージャーは笑いながら電話を切る。
オヤジが遠い昔紐付きのベータマックスを買ってきて、見せてもらったのがこの映画だ。その時のデッキのカチカチっていう音と、あのリモコンがついたコントローラーと誇らしげなオヤジの顔、そしてこのシーンが一気に洪水のように押し寄せてくる。
毎年僕はタグラインを決めている、去年はBRACE FOR IMPACT、飛行機で水上着陸時に備える言葉である。どんな危機があっても冷静に対応するべきというコロナ禍から使ってきたタグラインだ。
そして今日からのタグラインの発表だ。
OVER THE RAINBOW
実はこのシーンは一度はカットされたシーンでもある、そして復活してこの曲は世界中の人が歌われる名曲として永らえている。ちなみに映画「The Wizard of Oz」は当時としてはあり得なかった制作費を投じたことで公開時のリクープは出来ず大赤字になった作品だ。大人になってこの映画を見返すと、当時の撮影の苦労がよく分かる。そして何故か僕らWAGYUMAFIAになぞらえるのだ。
Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true
本日より2025年期スタート、今年も虹の向こうにある多くの僕らの夢の数々を実現させていきたいと思う。