海外チームと旅した日本を駆け巡る1週間
アメリカとイギリスチームが一年ぶりにやってくる。初めての日本の人もいるし、2009年ぶりという人もいる、そして毎年数回は来ているという友人もいる、とにかく僕はこういうときはできる限りの帯同をする。東京、長崎、富山、京都・・・とこの一週間で日本を駆け巡った。そこまでする必要はないのでは?とよく言われるのだが、僕はとにかくこの手のことには時間をかけることをしている。それは映画人時代から変わらない僕の性格的なものだが、映画時代と違うのは彼らが必ず戻ってきてくれて、そして日本のファンになってくれるということだ。もちろんWAGYUMAFIAのファンになってくれるというこも大切なのだが、それ以上に日本を一年の中で戻ってこないとなと思わせるための時間である。
僕が新しい国に行くと、時折誰かが大切に自分の国を丁寧に紹介してくれたりする。その体験のことは一生覚えているし、その原体験みたいなものが僕の中で原風景として深く刻まれていて、その逆のことをしているだけである。実は一緒に旅をするというのは人を知るには一番いい方法だ。彼らが日本をみるのと同じくらい、彼らは僕らを見ている。同じ時間を共有することで、彼らの何気ない日常の所作みたいなものを感じとることが出来る。それはショーアップされたステージライティングのもとでは決して見られない何気ない化粧っ気のない自分の姿だ。
今回は移動できる限界人数みたいなものがあって、8名の友人たちとの時間だったが、学び多き良い時間になった。来年の2月の再会を約束して、そして僕らも多くのビジネスの重要な討議も重ねることができた。初めて日本を訪れた人は、危機師に勝る日本感を我が物顔で語り出していて、少し嬉しい気持ちになる。昔はなんど誘っても日本ねぇっていう感じで来てくれなかった時代から考えると、実に隔世の感がある。