中東の新たな舞台:ヨルダン国際フードフェスティバルとWAGYUMAFIAの挑戦
ドバイ経由でアンマンに到着だ。中東の中でもっとも僕との接点が強い国がヨルダンである。そのヨルダンで初めての国際観光イベントが開かれる、それがJORDAN INTERNATIONAL FOOD FESTIVAL(JIFF)である。世界中からシェフ、そしてジャーナリストが集まり、この食の祭典を盛り上げている。僕らWAGYUMAFIAもキースピーチのデモセッション、そしてディナーセッションを担当する予定なのでとても楽しみである。
滞在しているホテルにも懐かしいメンバーが揃っていて、朝食会場はさながら同窓会みたいな感じで、色々な人から声をかけられる。「ベースはドバイだったっけ?」と声をかけられたり、すっかりWAGYUMAFIAが世界のブランドとして認知されているなぁっとこの数年での変化を感じるのだった。僕らのプレゼンスをしっかり示す意味でも、こういう国際フェスでしっかりパフォーマンスをすることがとても大切だ。
開始数日目であるがすでにイベントは多くの人を集客しており、来年の開催もほぼ決まりそうだということでとても嬉しい。それにしても食はグローバルな言語になったことは言うまでもない、食べるということを通じて少しでも世界がもっと近くなればいいなぁっと思って、WAGYUMAFIAを立ち上げたがそのスピードが劇的に加速していることも分かる。先日のワインと酒の話も印象的だったが、つくづく日本の食というのが国際的な言語とまだまだ乖離していて、ガラパゴスな発展を続けていることがよく分かる。
今回僕らのコーヒープロジェクトCOJも初めて国際舞台でお披露目することもあり、コーヒーのカルチャーも触れているのだが、コーヒーは明らかにグローバルトレンドで動いており、食と比べてもその差は明らかに違うのだが少しでもこのグローバルな潮流みたいなところを意識していかないと、本当に一握りのオオトカゲしか生態系では生き残れないということも忘れてはいけない。ヨルダンが初めて国際社会へPRするために選んだがのが食であったということも、こういう文脈で考えると必然なのである