祝8周年!WAGYUMAFIA!これからも変わらずに変わり続けます!
時が流れ去るスピードは本当に早い。WAGYUMAFIAが京都の結成以来、8周年を迎えた。例年ならこのタイミングをいつも覚えているのだが、毎年あまりにも忙し過ぎてすっかり忘却して、FBに教えてもらうのだった。暇過ぎて過去を思い出さないと前を向けない、WAGYUMAFIAにはそんなことは全くない。連日ありえない現象が起きており、その中でも心を平坦にするべくルーティンをこなしていくのが僕の現在だ。朝一でワークアウトをして、ヨーグルトを入れて、コーヒーを挽いて淹れてデスクに向かう。VIPからの予約メールが殺到している、彼らのほとんどはいつも直前である。僕も前にプランニングするのが嫌いなタイプなので、彼らの行動理由みたいなものは良く分かる。予定は未定が一番なのだ。
あのときは8席だった。8年前の話だ。それを2回転してたしか2日間こなしたんだと思う。あのときは8席でも未知なる世界だった。あの8席の京都から8年経って、その数倍のゲスト数をカウンターに迎えて、炎に包まれる夜を送っている。グループで保有する世界店舗数は今年30店舗を超える、スタッフ数も300名を超える、そんなグループにあのカウンターから成長した。書籍「ウルトラ・ニッチ」の発売が、僕なりの一つの区切りだったと思う。一度、この軌跡みたいなものをしっかりと僕の言葉で残しておきたい。裏側のストーリーは多くの人達に届いているようで、嬉しい。こういう節目は不思議と色々な思い出が浮かんでは消えるが、そういうもの一切をあの本に残して封印したのだ。
今日もぬか床の状態をチェックして、豆の粒度をチェックする。音場の確認をしながら、米を精米かけ、糠を炒ってから足していく。環境は変化したが、この面倒くさい性格は一切全く変わっていない。そんなことを理解してくれるのは、妻と娘ぐらいしかいないのだが、それぐらいがちょうどいい。集中してWAGYUMAFIAを世界一まで持っていくのには、このバランスが僕にとっては最適解なのだ。これから1セッションしてから、シンガポールに飛ぶ。京都に続いて、WAGYUMAFIAを語る上では欠かすことが出来ないあの国、あの都市にまたひとつ恩返しができたらと思っている。
さあ、いくぞ9年目!