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イタリアとドイツの違いが面白い ~パート1~

今回、お仕事でイタリアとドイツに行ってきました。
イタリアのミラノから、ドイツのミュンヘンへは飛行機でたった1時間弱の距離ですが、国が違うとはこういう事かと気づきがありました。イタリアは時々行くので雑多な街並もまあこんなもんかと受け入れていましたが、直後にドイツに入って二か国間の違いをまざまざと見せつけられ、その違いが面白いなと思ったので早速記事を書くことにしました。

まずイタリアは一言で言うと雑多な感じ。
例えば歩道も車道もガタガタボコボコ。理由は主に二つあって、石造りであることと、舗装で穴が開いていても補修しないことです。そんな状態なので心配性のイタリア人夫曰く「自転車で走るなんて自殺行為」とのこと。さすがにそれはオーバーだと思いますが、日本の様に道路が綺麗に舗装されていて自転車走行に全く支障がない国の人からしたら、自殺行為なのかもしれません。

また壁という壁は落書きだらけ。消しても消しても書かれてしまうので諦めているらしいです。あそこの壁に書くには線路内に立ち入らないと無理でしょ?!というところにも威勢よく書いてあります。
大きなごみは落ちてはいないものの、街全体に清潔感がないのはなぜなのでしょうか?

また、時差ぼけで朝の5時頃目が覚めてベッドでゴロゴロしていたときのこと。ゴミ収集車が街中にあるゴミを回収している音がしてきました。すると「Muoviti!!! Coglione!!(どけ!くそ野郎!)」と怒鳴るおじさんの声が。要するに、大きな車体のごみ収集車が道路を塞いでいて通れないじゃないか!と文句をいっているんですね。なんとも、イタリアらしい光景です。

一方ドイツは、一言で言うと整然としている印象です。
車窓から見える景色はすべてが整っていて清潔感があり、整然としている感じ。草で覆われた大地は、その草の長さまでもが揃えられたかのようにぴっちりきれいに刈られていて、そのグラデーションが美しくあると同時に整いすぎててちょっと怖かったです。ゆとりのある大きさの家々はデザイン自体も可愛いのですが、その上お花などでかわいく窓辺をデコレーションしていて、間違っても外壁につく雨染みをそのままにしておくことなんてない感じ。道路の幅も広く、生活に余裕がある感が漂っています。
知り合いのドイツ人が時速300kmで運転したと自慢げに語っていたけど、それは車大国ドイツの高性能の車だからと言うだけではなく、道路もちゃんと整備されていて路面がスムースだからそれだけのスピードを安心して出せると言うことなのでしょう。

もちろん、ミラノは大都市で、今回訪れたドイツはミュンヘン近郊の田舎街なので、そのまま比較はできませんが、でもこの違いは面白い発見でした。


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