日本人にイタリア好きが多いわけを分析してみた
日本人ってイタリアが好きな人が多いと思う。イタリア料理店の数も多いし、テレビ番組も多くある。
ある時、なぜかな?っとおもって考えてみた。
まず気が付いたのは地形。
両国とも南北に長い国土で、国土の真ん中に北から南にに山々がある。火山があり温泉がある。南北にのびる国土は、それぞれの地域でそれぞれの気候がもたらす豊かな自然。そして、その国土は海に囲まれている。
その豊かな自然と、海に囲まれているという恵まれた環境により、山のものと海のものが豊富に手に入り、食を豊かにした。日本食もイタリア料理も世界中の人に愛されている。
世界中の人を魅了し続けるものは他にもある。それは長い歴史、例えば、日本には縄文時代から江戸時代まで時代ごとにカラフルな歴史があり、イタリアはローマ帝国やルネッサンスがある。
日本文化は世界でもブームで、将軍、忍者、日本刀、盆栽、金接ぎ、漫画など上げだしたらきりがないほどリッチな文化を有しているし、イタリアにもベニスのカーニバル、オペラ、アート、ファッションがある。
あとは意外に思うかもしれないが、日本人もイタリア人も職人気質なところも共通している。仕事が細かくて、仕事に一筋。人間業とは思えないほど質の高いものを作り上げる。それは、むしろアートの域に入るかもしれない。
このように、日本人とイタリア人の中には意識せずとも多くの共通点があり、自然とひきつけられているのではないか?
ということで、私一人納得している。
そんなイタリアでは、家族経営の小さい会社が世界展開していることが珍しくない。それは偶然ではなく、彼らは生き残るために練りに練ったビジネス戦略がありそれが彼らを成功へと導いているのだ。
「失われた30年」といわれる日本経済。加えて2014年をピークに人口が減り始め、2050年には人口は今の25%マイナスになると予測されている日本で、どうやって生き残っていくのか?
イタリア人のビジネス戦略もまた、日本人に合っているのではないかと思える。