世間を知らな過ぎる
劇団WAGNASオンダです！
突然ですが、僕はたぶんめちゃくちゃ世間知らずです！
具体的にどう世間知らずかと言うと、世間の人がどんな仕事や生活をしているかの内情がサッパリわからない。
結局すべての仕事は、大なり小なりあれど、突き詰めれば何かを引き換えに対価をもらっているという、サービス業でしかないと思ってしまうのです。
あるいは投資とかなら一応わかりはするかな、うん。
その前提の下で、僻んでいるとか皮肉っているとかではなく、純粋な疑問なんですが、
今の自分の同世代かもっと若い人で、都内23区にマイホームだったり車を所持している人って、普段どんな仕事や生活をしているんだろうと思うことが多々あります。
もちろん車に関しては、仕事で絶対必要とか収入の半分以上車に掛けている車マニアとかは除いて、です。
いやね、変な話お金持ちそうな職業されている方ならばわかるんですよ。
例えば医者とか重役とか芸能関係とか土地持ちとか…
ただ、如何にもお金持ちそうな職業をされていなくても、都会には一定数そういう層の人はいるでしょう？
本当によくわからない…。
僕は何一つといっていいほど、リアルな世間を知らなさすぎます。
ちょっと前、豊島区役所(上層階はタワマンになっている)の住居エリアのエレベーターから、30歳前後くらいの夫婦がベビーカーを伴って出てきたんですよ。
その夫婦は、良くも悪くもめちゃくちゃ普通な感じで、とても心優しそうな人たちです。
とても幸せそうな光景に間違いはないけれども、いったい彼らはどんな仕事や生活をしているんだろうって、暫し考え込んでしまいました。
あんな高級住宅に住めるアラサー夫婦だなんて、正直僕には想像もつかない世界です。
偏見かもしれませんが、お金持ちは悪そうとかギラついていそうとか、実際傾向としてそういう面もあるのは事実だと思います…
でもそういう雰囲気を全く感じさせない、善良そうな、悪く言えば小市民的な風貌でした。
強いて言うなら敏腕営業マンとか水商売の人が、完全歩合みたいな仕事でめちゃくちゃ稼ぐイメージくらい、だろうか。
しかしそのイメージだと、さっきも語った「悪そうとかギラついていそう」の典型例です。
もちろん堅実家だったりローンでの購入などもあるかもしれませんが、同時に出てきてしまう発想が、持つ者の正体は生家よりカバンや地盤を受け継ぎし者たちなのか？…というヤツです。
例えば、大学入学祝いに車を買ってもらったり、結婚祝いにマンションを買ってもらえるような、都市伝説的とも言える逸話たちの存在です。
まぁそこまで極端でなくともあると思います。
実際僕の弟は大学の寮に入っていたんですが、学友の大半は10万20万と仕送りをもらっていたそう。
奴のことだから誇張はあれど、恐らく完全な嘘ではないでしょう。
住居も食事も保証されている寮の学生にそんな高額仕送りなんて考えられない世界です。
僕はもう40近いので、この後もなんとなくやり過ごして生きていくしかないと思いますが、こんな世間の状況では、持たざる若者たちの間で「親ガチャ」やら「上級国民」だなんて言葉が流行ってしまっても仕方ないかもしれませんね。
今まではふわっとしていたけど、今やSNSですべて可視化されてしまっているのも問題ですよね。
見えなきゃいいってもんじゃないけど、見えてしまうが故の問題はやはり大きいし…
今はまだ親ガチャなんて言葉もジョークの域を出ないと感じているけれども、これがどんどん加速していくと、それこそ人生捨てて一発逆転「闇バイト」に手を出す人も増えるのも仕方ないと思います。
お金が大前提となる教育格差や地域格差もあるのかもしれません。
「大久保公園」のアレもそうですよね。
あえてキツイ言葉を使いますが、極度に貧困な家庭に育った人はモラルや知性も比例しがちでしょうから、抵抗がなかったり騙されたりしてしまうわけで。
悪いのは彼女たちだしその親なんでしょうけど、もはやそんな単純な話ではないように感じます。
「大久保公園」ほどじゃないかもしれないけど「港区女子」も近いようなものです。
SNSで色々なものが可視化された為、手段を選んでいては勝ち上がれない。
勝ち上がったところでマウント合戦は続きますからもはや無限地獄ですよね。
誰が悪いわけでもないのに、世間がこうなっているのは本当に何とも言えないですね。
当記事はものすっごく子供みたいな浅いことを言っている自覚はありますが、それでも「何かがおかしい」って、まともな大人なら誰もが思っているはずですからねぇ。
というわけで僕は、身の丈レベルのお金は欲しいけど、如何にもなお金持ちや高収入にはなりたくないなって思う気持ちが、ここ数年どんどん加速しています。
結局お金なんて陣地取りゲームだから、誰かが多く持てば他の誰かは減るって当たり前の話。
あなたの幸せは誰かの不幸…とまではさすがに思わないけれど、極端な場合はそうなっちゃいますからね。
お金も大事なのはわかるけど、人はもっと気高く生きることができないのだろうかと、ここ数年思うことが多くなりました。
それにしても本当に、「一般的な世間」っていったい何なんでしょうね。
僕には永遠に視覚できない、「おばけ」のようにふわふわした存在なのかもしれません！
【開幕告知】
3/23(土)の正午より、都内下北沢駅にて劇団WAGNAS開幕いたします！
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