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【コレステロールの嘘】スタチン効果の嘘!(その2) ースタチンを飲むと癌発生率が上昇!ー
コレステロール低下薬であるスタチン系薬剤を飲まれている方はかなりおおいと思います。
この記事ではStatin Nationという海外のサイトより「スタチン効果の嘘」を3回に分けて説明します。
コレステロール低下薬のひとつであるスタチン系薬剤を処方されている人は是非ご覧ください。
スタチンを飲むと癌発生率が上昇する
スタチンと癌発生についての臨床試験を紹介します。
The CARE 試験
プラバスタチンとプラセボで比較した試験です。
臨床試験開始5年後、プラバスタチン群では24例(1.15%)が慢性心疾患で死亡、一方プラセボ群では38例(1.83%)が死亡した。ARR(絶対危険率)は0.68%ポイントでした。
ところが、乳癌はプラバスタチン群で12例(4.2%)に発生し、プラセボ群では1例(0.34%)で、有意にプラバスタチン群で多い結果となりました。
いろいろなトライアルでコレステロール値を下げると癌の発生率が多くなることが報告されています。
PROSPER 試験
70-82歳の高齢者に対してプラバスタチン投与とプラセボ投与で比較した試験です。
ARR(絶対危険率)はたったの0.9%しかありませんでした。
致死的ではない癌発生を考慮するとプラバスタチン群245に対してプラセボ群199で有意にプラバスタチン群は癌発生が多いという結果です。
以前の4SとHPS試験ではシンバスタチン群では非メラノーマの発生が多く見られました。
それぞれの著者らは気にしていない(有意ではないため)が、2つの試験を合わせるとp=0.028で有意となります。
SEAS試験
シンバスタチンとezetimibe群とプラセボ群で比較した試験です。
虚血性イベントを除き両群間に差は有りませんでした。
しかし、治療群では癌発生が11.1%に対して、プラセボ群では7.5%で有意に治療群で多かったのです!
まとめ
どの試験もフォロー期間が2−5年程度であり、ほとんどの癌が進行するには短すぎるのは問題です。10年の症例対照研究において女性の乳癌の発生率がスタチン投与群で2倍になるという報告があります。
どのような例であれ、低コレステロールとスタチンの使用はともに癌発生率上昇のリスクを持つという強い事実があります。
ブログ「健康のために野菜は食べるな!」も随時更新しています。どうぞご覧ください。
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