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久々の和菓子コンテスト

梅雨もあっという間に明けてしまって
蒸し暑い日々が続いています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

さてコロナ禍以前は毎年この時期に和菓子のコンテストが開催されていました。
主催は「全国菓子研究団体連合会」略して「全菓研連」(ぜんかけんれん)といいます。

研究団体というのは、東和会(東京)、日本菓業振興会(東京)、名和会(愛知)、大阪26会(大阪)、松和会(島根)で構成されています。
それぞれに活動されて、年に1度の連合会総会でコンテストも開催されています。

私は広島ですが研究団体がないので、大阪26会に所属してます。

今回のテーマは「希望と平和に願いを和菓子に込めて」 通常なら季節がテーマになるのですが、今年は世界情勢の影響でこのテーマになったようです。

開催地は研究団体の持ち回りで決まり今回は、日本菓業振興会が担当。横浜のランドマークが会場に。

コンテストの部門では
*五ツ盛り、引き菓子部門
*盆景菓子部門
*工芸菓子部門
で私は毎回、工芸菓子部門で出品してます。

ちなみに五ツ盛りとは
5つの素材、形、味、製法で作ります。
よく5味、5色、5形、5法などと言われます。

東和会会報誌2011年7月号より

引き菓子
押しあん、雪平(せっぺい)、流しもの
の3種で表現します。

東和会会報誌2011年7月号より

盆景菓子とは
黒盆に素材の違う干菓子を並べて季節を表現します。

東和会会報誌2011年7月号より

工芸菓子
写実的に表す和菓子になります。
表現によって芯材として針金なども使われますが
今回は100%食材という規定でした。

今回の私の作品です。菓銘「日々是好日」


つがいのカワセミに睡蓮で日々の平凡な営みが平和であるという意味合いをつけ作りました。

会場の雰囲気はこんな感じです。

コンテスト会場
総会会場

結果は残念ながら賞は逃しましたが、久々に皆さんに会えたのが嬉しかったです。
このようにコンテストに出品してると、全国の和菓子職人さんと知り合い、情報交換出来るのが醍醐味の1つです。

次回は名古屋です〜

最後までお読み頂きありがとうございます。
他の作品もいっぱい写メしたのですが、許可を得るのを忘れてしまったので自分の作品だけになりましたが、少しでも和菓子のコンテスト世界を知って頂ければ幸いです。

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