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【実食レポ】 「甘春堂」(京都市東山区) 吉祥豆・干菓子
「京都おとなの遠足2024年」の和菓子屋さん2軒目は、「甘春堂」さんです。
慶応元年(1865年)創業の甘春堂さんは、現在6代目。
当甘春堂は古く大仏正面に和菓子造りの暖簾を守る老舗でございます。その家歴は遠く方広寺大仏造営の頃より、当家の庭先の古藤と共に歴史を歩んできた旧家でございます。神社仏閣とのつながりも古く「豊国神社」「旧六条御所」など伝統菓子の御用達をも務めてまいりました。
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店内に入ってすぐに目に入るのは、小さな引き出しに入った有平糖と和三盆の干菓子です。
壊れないように工夫されたパッケージに少しずつ入ったお菓子は、見た目にもかわいらしいですし、お土産にも喜ばれそう。
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そんなわけで、有平糖と和三盆、そしてすはまの「吉祥豆」を購入しました。
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11月だったので秋らしい和三盆と、おめでたい感じの有平糖を選びました。
今の季節はこれという感じではなく、他の季節のものも売られています。
気軽にかわいいと思ったものを購入したら良いという感じなのかもしれませんね。
有平糖は、持ち歩いても割れないように少し硬めなのかも?と思いましたけど、どうなのでしょうか。
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お豆さんの形の州浜団子「吉祥豆」は、「1年間を豆に働けるように願いを込められたおめでたいお菓子」なんだそう。
州浜とは浜辺と入り江の姿をあらわしたものです。
大豆、青豆を煎ってひいた州浜粉に砂糖と水あめを加えてよく練り、切り口が州浜形になるように細工します。大豆だけを使った黄色い州浜と、青豆の緑と大豆の黄色を染め分けた州浜があります。
現在では州浜粉を使った、様々な御菓子があります。
甘春堂さんの吉祥豆は、プレーン、黒糖、きな粉、青豆があります。
食感が味によって少し異なるのもおもしろい。
シンプルで、食べ飽きないおやつにぴったりです。
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友人が柚子あんの「貝合わせ」を購入していたのだけれど、もっちりしていて美味しかったそう。
平安時代が好きな人や、これからはお雛様に向けて良いかもしれませんね。
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↓ 「京都おとなの遠足2024年」1軒目
↓ 「京都おとなの遠足2024年」3軒目