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【実食レポ】 「小島屋」(大阪府堺市) けし餅

プチプチした食感と柔らかいお餅のハーモニーが最高な「けし餅」。
今回は、江戸時代から300年以上続く老舗「小島屋」さんのけし餅をいただきました。

「小島屋」とは

大阪・堺市には、けし餅をつくる和菓子屋さんが多数存在しています。
その中でも有名なのが「小島屋」さんです。

けしの実は、室町時代インドよりもたらされたと言われ、江戸時代初期より、大阪、堺、和歌山周辺で盛んに栽培されるようになりました。

このけしの実を、小豆のこしあんを餅皮で包んだものにまぶし出来上がったものが「けし餅」です。

小島屋

いにしえの堺の町は南蛮貿易が栄え、海外からの珍しい産物がここを通って わが国へ紹介された例も多く、ケシの実もそのひとつで室町時代インドから もたらされたと言われ、堺の近郊で盛んに栽培されておりました。

安土桃山 時代に移り、千利休によって広められた茶の湯の習慣は堺の地で多くの和菓子を生み出し、そのひとつにケシの香味を生かして考案されたのが、「けし餅」です。

当社は、延宝年間の創業で、以来三百数十年、研鑽を積み重ねて けし餅一筋に家伝の製法を守り続けて今日に至っております。

小島屋


実際にいただいてみましょう

この状態で売られていました

今回は、阪急うめだ本店のセレクト和菓子が揃う「日本の銘菓撰」で購入しました。
ここの売り場では、なんと1個入りも売っているので気軽に買えます。
ほかに、6個入りと9個入りがすでに包装紙に包まれた状態で置かれているので、すぐ横のレジでサッと買えて便利ですね。
(置かれる商品が変わる場所なので、ご購入時にはご確認ください)

2024年7月現在で、6個入りは984円でした。
消費期限は購入日を入れて4日です。

(ほかの百貨店にも入っているので、小島屋さんのHPを確認してみてくださいね)


お土産にもぴったり

開けてみると美しくけし餅がおさまっています。
お餅にみっしりケシの実がついていますが、ポロポロ落ちることがないのがすごい。

原材料は、小豆(国産)、砂糖、餅粉(国産)、ケシの実です。
シンプルですが、昔から変わらない家伝の秘法で作られているそう。


お餅が見えないくらいケシの実がついています


お餅の中はこし餡です

こし餡とお餅はとても滑らかで、ケシの実はプチッとしますがお餅から離れないので、口の中で粒が気になることもなく(これ大事 笑)いただくことができます。

全体のバランスがとても良いです。


絶対、焼いても食べて

お餅がかたくなってきたら、ケシの実が少し焦げる程度に4、5分間万遍なく焼いてくださいと書いてありました。

試しにトースターで5分ほど焼くと、お餅がトロットロになって、少しこんがりしたケシの実は香ばしさが増して美味しい〜!!
これは、そのままと焼いたけし餅の両方をぜひ味わっていただきたいです。

ちなみに、アルミホイルは絶対に敷いたほうが良いです。
しかも、トロトロになりすぎてきれいに取れなくなったので、くっつかないホイル推奨。

堺のほかのお店のけし餅もいただいてみたいですね。


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