![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65834388/rectangle_large_type_2_047e1b81f819e22d490f4b0b8c310920.jpg?width=1200)
左手奮闘記
はじめまして、9月から新しくメンバーになったNPO法人わがことの山地武です。
初めてのnote投稿ということで何を書こうかと悩みましたが、他の皆さんのように文章を書き慣れていないので、まずは自己紹介がてら近況を書きます。
まったく新しい視点を与えたり、心震わせるような内容ではありませんので、適当に読み飛ばしてください(笑)
ここ1ヶ月ほど左手がしびれてます。
動かないわけでも感覚が無いわけでもないので、生活に支障はありません。しかし普段はフリーランスでシステムエンジニアの仕事をしているため、万が一にも大病だった場合は収入の補償もなく、やはり心配なので病院で医師に相談しました。
すると「念のため脳のMRIをとりましょう」と医師から言われました。
MRIってアレですか?!
月9の医療ドラマとかに出てくる「狭い場所は平気ですか?大きな音するけど大丈夫ですからね~」ってアレですか?!
初めてのMRIでドキドキとワクワクが止まりません。固い台に体を横たえ円筒の中にズンズン入っていきます。ゴオンゴオンという機械音が鳴り響き、ピーと電子音が等間隔に聞こえてきます。
そして私は・・・寝てました。爆睡はしてないと思いますが、「はい終わりました」というアナウンスにハッと意識が戻りました。30年前、大学生の時に交通事故で大腿骨を複雑骨折して3ヶ月入院し、いくつもの点滴や医療機器に繋がれながら、1ヶ月以上ベッドに拘束されてた経験はダテじゃありません。
MRIの結果、医師から画像を見せられながら「脳にも血管にも異常ありませんね」と説明がありました。ディスプレイには自分の脳の画像。マウスを動かすと、脳の奥や血管まで映し出してくれます。診察の結果より、今の医療の技術の凄さに感動です。
とりあえず脳が原因ではないことがわかりましたが、さらに検査が必要ということになり、後日、高松市内の自宅近所にあるクリニックで健康診断も受けたのですが、心電図も異常なし、血液検査も尿検査も異常なし。BMIも正常値で「痩せやすい体質ですね」と言われ、しびれの原因がまったくわからず不安になります。
高校2年生の娘が来年受験を目指しているので、ここで治せるものは治しておかなければと決意し、さらに整形外科でレントゲンを撮って診察してもらったところ、頚椎症と診断されました。骨に変形があるわけではなく、首に負荷がかかりすぎて左手のしびれが生じているそうです。
つまりは「姿勢が悪い!」
昔から猫背で姿勢が悪いのはわかっていて、システムエンジニアという仕事柄パソコンに毎日向きあうので、どうしても前かがみになってしまいます。ここで普段の習慣を見直そうと背中に物差しを差し込むイメージトレーニングと運動に励む毎日です。
大学時代の交通事故のときに「明日がヤマです」と言われながら一命をとりとめたものの、医師からは「30歳を超えたら後遺症が出る覚悟をしておいて」と言われ、足に負担のかかるスポーツや山登りは禁止されています。そのため運動不足なのは仕方がなく、とりあえず毎朝ラジオ体操をはじめました。
50歳手前でますます体の衰えを感じられるようなりましたが、老いや病気は誰もがとおる道でもあります。大学時代の交通事故や、5年前に体調を崩して会社を退職した経験を通じて、病気やケガなどで体がままならない人たちの悩みや苦しみを理解することができるようになりました。今回のことも、これをきっかけに自分の体を見直していきながら、同じような経験をもつ人たちの気持ちに寄り添えるよう、自らが成長できるチャンスだと捉えています。
一人ひとりのもつ様々な悩みや困難を、わがことと捉えながら共に成長しながら歩んでいく。そんな自らの原点を再確認しつつ、NPO法人わがことでの私の活動をスタートします。