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レゴを倒産危機から救った大人のファン 復活劇の真相
今では、商品パッケージに書かれている通り、子供から大人まで遊べる商品となったレゴブロック。だが、子供用から大人も歓迎までの道のりは長かった事はあまり知られていない。レゴを作り始めた時、レゴは子供用であるという固定観念があった。しかし、20年前にレゴが”スター・ウォーズ”や”ハリー・ポッター”のセットを出した時、すぐに飛びついたのは大人のファンの方だった。テクノロジーを中心としたカルチャー誌「Wired」に、「レゴ史上最も売れた商品」と紹介されたプログラミング可能なロボット「マインドストーム」(1998年に最初のモデルが発売)に至っては、購入者の70%を大人が占める時代もあったという。だが、当時の経営陣にはレゴは子供用という固定概念があり、大人にも売ろうと考えている従業員などの意見は通らなかったという。
意識が変わり始めたのは、1990年代後半〜2000年代後半の事だ。レゴをモデルにしたゲームや映画などの新規事業の影響で2003年に2億5800万ドルの赤字を計上し、倒産してもおかしくない状況だった。ある時、ショップで買い物客が”レゴはどこにありますか?”と尋ねられたことから、レゴのアイデンティティー危機に直面したと当時の従業員は語っている。ラッキーな事にこのような危機があり、レゴの幹部がようやく大人の熱心なファンたちと彼らを顧客として重視する声に耳を傾け始めたのだ。それから子供だけという固定観念を捨て、大人も歓迎する方向性に変えた事で倒産の危機からのがれたのだ!
参考文献:日経style『レゴを倒産危機から救った大人のファン 復活劇の真相』
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