なかなか前に踏み出せないとき ~困難は分割し、可視化し、明確にせよ~
完璧主義ゆえに、頭の中で多くのことを同時に抱えてしまい、
どうしていいか分からずになかなか前に踏み出せないとき。
どう解決するか。
【なかなか前に踏み出せないときの解決策】
「やること」の全体像を可視化、各要素を細分化。
漠然と「やること」を頭の中で抱えることによって「やること」の量を心理的に過大評価し、多くのことを頭の中で抱えてしまうことを防ぐ
各作業内容の終了時に、その作業について次回(翌日)行うことを明確にする
次回(翌日)の始まりの時に、作業開始前に具体的行動を考える段階を踏む必要性をなくすことを意識する
1日の始まりの時に、行動に移す際に乗り越えないといけない心理的ハードルが高く、結局ダラダラ何もせずに過ごしてしまい、1日の終わりに「今日何もできなかったな」と自己嫌悪に陥ってしまう。
そんなときどうするか。
まずは心理的ハードルの原因について考察してみる。
【心理的ハードルの原因】
頭の中で抱えている「やること」が多すぎて気が乗らない
いろいろな「やること」を抱えているが、どれも漠然としている
これらによって、1日の始まりの時、作業開始前に具体的にどう行動するかを考えるという段階を踏む必要が出てきてしまう。
その段階が行動開始の最初の一歩を重くしてしまうのではないかと思う。
このことを踏まえた解決策が冒頭の通りである。
具体的な事例を考えてみる。
新しい趣味を始めたいがなかなか始められない
何事もまず始めてみる必要があるわけだが、趣味を始めるにあたって何が必要なのかが漠然としているため、どうしていいか分からず、新しい趣味を始められないでいる。
こんなときは、まず新しい趣味を行うのに必要なもの・必要な行動を具体的に挙げてみる(ここでは必要なもの・行動についての優先順位は考えない)。
例えばサイクリング始めたいとき。
手元に自転車がなければ①自転車を買う、②自転車をレンタルすることがまず考えられる。そしてサイクリングをどこで行うか・サイクリングでどこに行くかである。この2つを考えればいい。朝、仕事・作業を始めるのが面倒くさい
その日何をやるかが明確でないため、漠然と「いろいろとやらないといけないな」と思ってしまい、気持ちが前に向かないでいるのではないかと推測できる。
1日の終わりのタイミングで翌日以降やることを具体化することによって、幾分か翌日以降の朝の怠さも軽減できるのではないか。
以後、新たな気づきがあれば修正していく。