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私を助けてくれた本④

「価値って何だろう」と思ったことはありませんか?

「機能的」とか「情緒的」とかありますが、理解してアウトプットに活かせるようになるまで、ややしばらくかかりました。

そんな時に読んだ本です。

価値創造の思考法(小坂裕司著)


これまで、価値を創るということを「何か役立つものを創りだし提供する」という、新しいものを創りだすことを中心に考えていたように思います。

本書を通じて考え方を改める必要があることに気づきました。

これまでの私自身の価値創造の考え方は、「何か新しいものを創りだす」ということばかりに気を取られていたのですが、それは明らかに不完全であり、本書から見込み客~顧客(本書では3層に分かれる)に至るまでの道筋をどうやってつけるか、また顧客との関係性強化と企業収益の関係、などについて、「絆作り」という観点から価値を紡いでいく過程を本書からも学ぶことが出来ました。

私たちが提供している商品が、顧客の役に立ち人生を充実させるものであること、健康で充実した毎日を過ごすために必要なものと信じています。

商品がもっている価値についてを具体的に概念化・言語化・外在化し、それを伝える仕組みを具体的にデザインしていくこと、またそれを伝える方法全体をデザインし、伝えていくことが価値創造であるとありました。

商品が持っている価値や魅力を創りだすことだけではなくて、顧客の頭の中に価値を感じてもらえるように働きかけ、実際に価値と認識されるようにすることが価値創造といえます。


本書では価値創造を実現するために、見込み客→顧客までの過程を、自社商品と重ねながらデザインし、そのデザインをもって思考することが重要であるとしています。

そのデザインの中で、見込み客から関係性を強化した顧客になるまでの道程において、それぞれにやるべきことを決め実行していく。

その訴求は、単に商品の訴求では無く、顧客視点で有益な情報や接点を言葉にしたものを伝えることですね。

その結果、これらの行動が顧客との関係性を深め、より良いリピート顧客としての関係を継続していくことが出来るようになるではないかなと思います。

実体験として、利用者様がサービスの利用を通じて感じる良いと思うことが多い人ほど継続性も高いです。

それは単に「体が良くなった」ということだけではなくて、体が良くなったことにより「友人や家族と旅行に行けるようになった」や、「趣味活動を再開することが出来るようになった」などというように人生の充実の一助となっていて、このようなことを指すのだろうと思います。


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