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自分の無力さを実感したとき。

少し前ですが、実家の母がとある病気に罹ってしまい、健康指導を仕事にする自分としては、自分自身の影響力や指導力の無さが本当に情けないことだと自分が嫌になったことがあります。
※今は後遺症もほぼなく、元気に山登りや水泳を楽しんでいます。

幸いなことに軽症で症状はほぼなく、この手の疾患は予防してしかるべきと考えてきたので。

少なくとも自分の周りにいる人たち、身近な人たちにはこう言う病気で苦しんだり悩んだりすることが無いようにしたいと思ってきたのにと。

約10年くらい前に起こってしまった別の病気以来、この手のリスクはもちろん認識していたので、分かっていたことでもあったはずです。

なおさら予防のためのあれこれをもっと出来たんじゃないかと思いました。

自分がいる意味の一部が無かったかのような出来ごとで、なんだかなとやるせない気持ちになりました。

人間は病気に罹らずに一生を過ごすことっていうのは相当難しいのは分かっているし、なってしまったものは仕方がないことでもあります。

これからどうするかに対して全力を尽くした方が良いことは頭では分かっていても、それでも自分の無力さを感じずにはいられませんでした。

両親がそういう年齢になってきているってことに、息子として、健康指導従事者として、もう少し真摯に考えないといけないと思った瞬間です。

祖母はそんなことが無い人だったので、あまり考えていなかったというのもあります。

祖母が元気だったから両親も大丈夫だろうというのは違っていて、祖母は祖母、父は父、母は母なんだなと。

こんな当たり前の現実なのに目を背けてきたのか自分は。

つらいこと、大変なこと、勇気を持てないことに対して目を背けてきた昔と変わらないような無力感。

未来をより良く!そのために出来ることを全力でやれ!

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