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ニコチンの幻。⑫「どうせいつか失わなければならないのなら、初めから手に入れたくなどない。」について。
寝てないうちは今日です。だからこの投稿は金曜日の投稿だと思ってください。
深夜なので、深夜っぽい話をしています。
では、はじめます。
「どうせいつか失うのならば、初めから手に入れたくなどない。」
こう言う人は、「ほしいものが手にはいらないつらさ」と「一度手に入れた後でそれを失ってしまう悲しさ」とを比較したとき、前者の方がましだというひとだと思います。
逆に、「どうせいつか失うとしても、手に入らないよりましだ」と言う人もいます。
そもそもその両者の比較自体をナンセンスだと一蹴するひともいます。
これは何度も考えてきた話題なのですが、なかなかに安定した答えが出ません。
でもどちらかといえば、前者です。
だって、望んで望んで手に入れたもの失うのって怖いじゃないですか。
一度知ってしまった喜びがなくなるのって怖いじゃないですか。
ほしいものが手に入らないことについてはあきらめがつくんです。割と簡単に。
でも、今手にある喜びが去っていくのは本当に怖いんです。
だから、楽しみな予定とか、連休とかについても終わってしまうくらいなら来なきゃいいくらい思ってしまいます。
楽しい一日の終わる直前、夜にはいつも思います。その日が終わるのが怖くてしかたなくなります。
楽しいの終わらせ方がへたくそなんです。
これはずっと課題です。楽しかったねできれいに終われないんです。
終わっていくのがあまりに悲しくて、落ち込んじゃうんです。
せっかく楽しかったのに、こんなに悲しくなるくらいならこんないい日始まらない方がよかったんじゃないかって思ってしまうくらい、さみしくなっちゃうんです。始まらなくてもどうせ悲しむくせに。
そう、結局はそれでも手に入れる方を選ぶんですよ。マイナスにならない代わりにプラスにもならない日々よりは、大きなマイナス覚悟でプラスに手を伸ばすんです。
失うくらいなら手に入らない方がずっとずっとましだと思いながら、よりつらい思いをしてもいいからと手を出すんですよ。
だから終わってしまう悲しさは仕方ないと置いておきたいんです。そう出来るようになりたいんです。
だから、気になります。
みんなどうやって楽しいを終わらせるんですか。
どうやって楽しい日の思い出を、楽しいで終わらせるんですか。
どんな訓練をしたらできるようになりますか。
それとも皆さん、楽しい日が悲しみで終わることさえ喜ばしいとかいうちょっとM気質がある方々ですか。(それならちょっとは共感できるかもですが。)
ああ、夏休みは楽しい日がたくさんあるので度々この悩みにぶつかります。贅沢ですよね。
うまく楽しいを終わらせられるようになりたいです。
2020年9月12日 2:40 寝るまでが今日だと言い張りつつ。