フリースクール面談時の必需品
大切なことを書いてなかった。
私のおうちフリースクールで面談を行う際の必需品のお話です。
おうちフリースクールを運営していると、「〇〇面談」というものを年間に何度も行うと思います。
入会面談
保護者様面談
進路面談…etc
これは私が学校教員をしていた時も同様で、年間に1~4回は保護者様に学校までお越し頂いていました。
その当時、どうしても納得できない(?)ことがありました。
「どうして学校にはお茶予算がないのか」
もちろん来校者さま用ですよ!私が飲む分じゃありません。
不思議なもので、校長先生の上司にあたる方にはお茶は結構普通に出てくるのです。例えば教育委員会のえらい先生方とか。
校長室や会議室にお客様が通されると、優しい事務の職員の方が品の良いお盆に緑茶を載せて運んでくださいます。
そんな光景を見ながら、ヒラ教員の私は「面談時にも保護者の方にお出しするお茶があればいいのになぁ」とボンヤリと思ったものです。
暑い夏の日の面談では、ただでさえお疲れのところ廊下でお待たせした挙げ句、面談自体は15分程度で終了。それでも(少なくとも面と向かっては)文句も言わず来てくださる。
せめて冷たいお茶の一杯くらい用意したい。でも、ヒラ教員が自由に持ち出せるお茶なんて普通の学校にはないんですよね。
(なので私はコソコソ自腹でペットボトルのお茶を買ってきてお出ししたりしてました笑)
とにかく私はお茶にうるさいのです!
だから自分でおうちフリースクールを始めてからは、好き放題お茶を用意するようになりました。
保護者様を面談のお部屋にお通ししたら、最初に「お飲み物をお出ししたいのですが、どちらがよろしいですか」とお聞きします。
私はメニュー表まで用意します(笑)
【メニュー】
コーヒー(hot/cold)
紅茶(hot/cold)
緑茶(hot/cold)
ルイボスティー(hot)
カモミールティー(hot)
オレンジジュース
カルピス
などなど…
手書きですから、これはもうオママゴトに付き合って頂いてるようなものです。
気を遣って「何でもいいです」とおっしゃってくださる方もいらっしゃいますが「いやいやそうおっしゃらず…!」と食い下がります。
生徒さんも「ボクはいらないです」と遠慮する子がたまにいますが、本気でいらない場合を除いては「やだぁ、何か飲みなさいよぉぉ」とこれまた食い下がります。この辺はおばちゃん根性です(若い子には何か食べさせたい飲ませたい)。
そもそも「面談」という言葉自体、なんとなく保護者様に対して圧をかけてる感じがしてあまり好きじゃなくて。
でもあえて別の言葉に置き換えるのもかえって分かりづらいし…ならばせめてお茶を間に挟んで、和やかにおしゃべりしましょうよという気持ちから、こんなカフェごっこを始めるに至りました。
何より私自身がお茶の時間が好きだからだと思います。
おいしいものを飲みながら、雑談みたいにお話したい、それが私の考えです。
コロナが流行してからはペットボトルのお茶に変更したりと紆余曲折もありましたが、そろそろカフェごっこを再開したい今日このごろ。
皆さんのおうちフリースクールでの、面談時のちょっとした特色はなんですか?
素敵なアイディア、ぜひお聞かせください。
※トップ画はオゼキカナコさんの作品をお借りしました。