レ・ミゼラブルとオペラ座の怪人との出会い(後編)
前編では、ブロードウェイにおけるレ・ミゼラブルとの出会いについて書きました。1980年代後半のニューヨークは華やかでしたが物騒でしたね。今はどうか知りませんが、タイムズスクエアで殺人があったとか、ニュースでよく聞きましたし、夜の地下鉄などは一人では絶対に乗ってはいけないと言われたものの、仕方なく乗らざるをえなかったときはガラの悪そうな連中がゴロゴロしていて、車内を警官が巡回してました。まだ若い婦人警官がどでかい拳銃をまるみえにして相棒と二人で入口と出口を塞いでギロっと車内ににらみをきかせている姿は「かっこええ!」と思わずうなりましたけど。
比べてロンドンは治安的にはマシでした。地下鉄は迷路みたいでしたけど安心して乗れたし、警官は拳銃を持ってませんでした(今は知りません)。天気はいつも曇り空で鬱々とした感じがありましたがいかにもヨーロッパ。ぼくがオペラ座に出会ったのはそんなロンドンです。
よほど恵まれていたのでしょう。ぼくが観たオペラ座の怪人は、サラ・ブライトマンを起用したオリジナルロンドンキャストです。すなわちこれです。
初めて観たレミゼも衝撃でしたが、オペラ座はさらに衝撃でした。当時の人気はすさまじく、正規のチケットは一年待ちでしたので、ダフ屋で購入。まったく知らないイギリス人のおばさんと一緒に観劇しました。
オペラ座の怪人のヒロイン、クリスティーヌが最初にうたうのがこれ。
Think of me
天使の歌声ですね。神が与えたギフトとしか思えません。この曲をまず歌いこなせるかどうかでオペラ座のデキは決まるんじゃないでしょうか。専門ではないのでよくわかりませんが。
そして有名な曲。
The Phantom of the opera
終盤のファルセット?が超人的ですね。よくまあこんなキー出るわ。。
ラミンカリムルー版。ファントムのほうはこちらのほうが力強いですね。マイケル・クロフォードも味があるのでお好みかな。
The point of no retuen
フィナーレに近い曲ですが名曲です。うーん、サラ・ブライトマンの声はやはり別格だなあと思います。
レミゼは、NY、シカゴ、ロンドン、日本で観ましたが、オペラ座はロンドンでしか観ていませんので、あまり深く語れない。。ただただサラ・ブライトマンの美しさ(外見も声も)に没入しておりました。おそらくその後も素晴らしいキャストが演じているのでしょうね。いずれにしても思い出深い2作です。
それではまた。
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