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記事タイトルのインフレ化と正確性
「神○○」とか「爆誕!」とか聞き飽きた今日この頃ですが、いかがでお過ごしでしょうか。
昨日、下記記事がTwitter上でよく拝見されました。バズっているといいましょうか。
「地球史上最大級」という言葉のインパクトが強く、それが一人歩きして一気にバズったとも受け取れます。
一方で「そもそも地球史の最初から観測してた人居るの?」と冷静に突っ込む人もいれば、ボクも「スポニチだしなー」とスポーツ新聞にありがちな「?」を付けて少し大げさにしたっぽい感じのタイトルの付け方かな、という少し引いた見方をしていました。
結果としてバズり、そのおかげで今回の台風への危機感が一気に強烈な印象を持って広まった、という意味では良い仕事をしたのかもしれません。
そんな中、ガセという指摘も含めた下記ツイートが流れてきました。
みんな!
— アバンギャルド河津☁お天気キャスター (@makotokawazu) October 10, 2019
「地球史上最大級」も「カテゴリー6」も「2つめの目」も全部ガセやで!ネタ元スポーツ新聞やで!
「ツチノコ発見!」のニュースに「え!?ツチノコ見つかったの!?」ってリアクションとってるのと同じやで!
でもみんなの警戒心が強まったからそこはスポニチさんグッジョブや!
ほな!
スポーツ新聞のいつものノリなんだなと、なんとなく自分の中で気が済みかけたのですが。
もしこのリンク先が完全にスポニチだったら、あー、で済んだかもしれないのですが、今回はヤフーニュースのURLがシェアされてきたので、ヤフーニュースのいつものお堅い媒体のニュース配信も見ているボクたちにとってはその記事に対する信憑性があがり、鵜呑みにしたままシェアしてしまって、バズってしまったのではないかとも推測してみたり。
でも、何かもやもやっとしたものが残るです。
あくまでも一つの想像でしかないのですが、ネットが発達して、記事タイトルで釣り、バズるということも覚えた媒体はさらに過激なタイトルを持ち出し、事実とは乖離した内容をねつ造してしまうようなことが起きてしまうのでは無いか、読者もより過激なタイトルのニュースに反応してしまうようになった結果、適切に書かれている凡庸な記事タイトルには反応せず、より刺激を求めて誤った記事をそのまま信じて動いてしまうのでは無いかという危惧を感じました。
(今回の記事はねつ造というよりも正確性に欠けるという感じのようですが)
さらに最近世の中の記事、例えばグルメ系とかトラベル系などでもなんだかより過激なタイトル表現へとインフレ化しているのではないかとも感じていたりします。
より刺激を求める人間の性なのかもしれませんが、それでもタイトルで釣りつつ、内容の正確性がなくそれに操られる世の中になったとしたら、恐ろしいな、と感じたり。
インフレ化した記事タイトルが、誤った内容で人々を誤った方向へ導くとか、世論んを作ってしまうとか、少し危険な匂いを感じたわけです。
そういった意味ではボクもですが、ひとつひとつの記事の正確さを大切にしたり、その記事の内容に見合ったタイトルを付けたり、正々堂々としたブログライフを送れればな、と肝に銘じます。
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