朝焼け
朝焼けが心地よくて
あなたは思わずはにかんだ
遠くに見える鉄塔の影が
薄らぼやけてみえた
空気は幻では無くて
見えない優しさで出来ている
言葉はいらない なにもいらない
だから側においで
嗚呼 忘れものもなく
この世から旅立てる時に
嗚呼 今日の朝焼けを
思い出せればそれでいい
ひとつも背負えないだからこそ
愛を刻んでおこう
太陽の命が眩しくて
あなたは思わずはにかんだ
朝靄に眠る子供の声が
今はっきりとささやいた
百合の花が凛と揺れて
風の息吹をしめしてる
嘘はいらない 理想などない
だから側においで
嗚呼 忘れものもなく
この世から旅立てる時に
嗚呼 今日の朝焼けを
思い出せればそれでいい
幾つも残せないだからこそ
愛を磨いていこう
綺麗だね
なにもかも忘れるくらい
穏やかな朝焼けを浴びる
私たち このまま流れにそって
生きていけるさ
いままでもずっと
これからもきっと