自分のビジネスと向き合えないなんて。
様々な経営者さんとお付き合いしていて思うのは、(特にお付き合いを始めた最初)
「向き合い下手」だなということです。
本をよく読んで、
セミナーにも参加し、
勉強家。
でも、そのことではなくて、
自分の考えや自分のビジネスに留まって、
理解を深め、よく感じるというのが苦手です。
イメージとしては、小さな「流れるプール」の中にいて、流れながら、関心事を次々変えていくようなイメージです。
小さな輪になっていて、「同じこと」をぐるぐるずっと思い続けるのが特徴でしょうか。
関わりが浅いので、考えるとか理解を深めるというよりも「思う」ぐらいが適切な表現だと思います。
色々「思う」。
ある程度収益が回り始めた後、
そこからビジネスが立ち止まるか。
あるいは「量」の意味でも
「質」の意味でも
良い方に進めるか。
ここの差は、
「向き合えるかどうか」にかかっているとも思います。
そういう意味で、コンサルティングは、
少し時間の流れが遅くなり
(仕事の場を離れて対話しますから)、
目の前で起こっていることや
その現実を生み出している自分たちの考え方
へ理解を深めていくことになります。
こういうことの積み重ねで、違う方向へと歩いていけるわけですが、もちろん、初めからこういうスタンスがあったわけではありません。
相手と向き合い、理解を深める姿勢は、比較的早くから持っていましたが、
昔は今よりも早く何かの結論を出して、
自分の知っていることや気づいたことを
披露としていた時期もあります(恥ずかしい)。
少しずつあり方が変わり、
それがクライアントさんにもいいサポートに
なっていると思います。
いわゆる「ノウハウ」的なことではないので、「使いこなす話」ではないのですが、これはとても大切なことだと思います。
自分のビジネスに向き合う力は、過去僕が出会ってきた、すごいビジネスを作った経営者はみんなこの力が高かったように思います。
他でもない「自分たちのビジネス」でいったい何が起こっているのか分からずに、何か意味のあることをするのは、なかなか難しいと思います。
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