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走りたくない10キロを走る

インスタのストーリーズ欄に現れた「思い出」の項目。
見ると3年前の今頃は午前中から10キロ走っていたみたい。


「ほぇ〜10キロ走ったんだ。そんで、その後サカナクションのライブ見に行ったのか、若いなぁー」と他人のように見たあと、10キロ走った自分が羨ましくなっちゃった。

わざわざ休みの日に10キロ走りたい訳ないのに、
走ると決めたから10キロ走った3年前の自分を思い出して、いいな!お前!!って。

毎日10キロ走っている憧れのTAKUYA∞の誕生日に
一緒に10キロ走りたかったんだよな。
だけど、仕事が遅くて一緒に走れず次の日に1人で走ったんだよな。
色々思い出してきた。

過去の自分にジェラシー感じたまま年を越すのも嫌だし、今の自分にも納得行ってないし、
今の僕も10キロ走ろうと決めた。

次の日、着替えてランニングシューズを履くところまではワクワクしてる。
走り出しの最初の100メートルくらいもまだ楽ちん。
まだワクワクしてる。

その後すぐ、さっき食べた朝ごはんで横腹いてぇ〜となり、「辞めるか…?」って気持ちがチラつきながらも走り続ける。

3キロあたりでちょっと慣れてくるが
慣れたと思ったら5キロ以降はずっときつい。
あと5キロもあんの?と思いながら、
引き返せないぞと走る。

10キロ60分以内を目標にして走ったが
どうやら55分を切れそうな雰囲気も出できた。
ならばと、最後の1キロは変な声をこぼしながら
うぉーー!っと走ったがタイムは56分3秒。
まあ、60分切れたし上出来でしょ。と緩い自分が励まし、歩いて家まで帰った。

やはり、ランニングは自分の内面と向き合ういい機会になる。
「走りたくないな〜」って気持ちは自分の弱さを見つめるきっかけをくれるから、無理して「走るの楽しい」って気持ちまで持っていかずに、走りたくない気持ちのまま走ればいいんだと思う。

今年は何度も自分の弱さにがっかりした1年だった。
年を越す前に10キロ走れてよかった。
過去の自分に負けてばかりいられない!うぉーー!🏃‍➡️

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