【イベントレポート】「ワクセル x 葛西氏」世界初!人ひとり分の宇宙葬を現実化させた葛西氏のルーツを辿る
ワクセル主催のトークセッションイベントのレポートです。
ワクセル(主催:嶋村吉洋)は、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。
世界初の人ひとり分の宇宙葬を始められた葛西智子(かさいともこ)氏、ワクセル総合プロデューサーの住谷とコラボレーターの窪田有美(くぼたゆみ)氏で、8月23日(月)にトークセッションを行いました。
葛西智子氏は、現在「株式会社 SPACE NTK」の代表取締役として、宇宙空間における葬儀・散骨・埋葬・法要、その他の冠婚葬祭関連式典の請負、仲介斡旋、及びそのノウハウの販売をされています。
幼いころに抱いた死生観の実現のために宇宙葬事業へ
葛西氏は、元々の夢であった舞台女優になる為に芸能の世界に飛び込み、1983年から芸能プロダクションで日本舞踊・ダンス・実技指導など若手の育成に注力されていました。
妊娠を機に芸能の道から保険業務を経て大手葬儀社に転向、結婚式の司会業、葬儀のアシスト業務から葬儀司会、営業など幅広い業務に従事されます。
2003年に独立。5年後に専務としてパートナーも入社し、格式を重んじる儀式から故人の要望に合わせた儀式まで幅広いサービスの提供を開始し、葬儀のトータルプロデュースを手がけられています。葬儀業界で30年間事業を継続、プロデュース&司会進行の依頼が年間1,000件を超える実績を上げていらっしゃいます。
葬儀に長く携わる中で、幼いころに母親から教わった「人は亡くなったら空の星になる」という価値観を実現させたいという気持ちを元に、宇宙葬事業に取り組もうと志すようになったそうです。亡くなられた方がお墓に納骨されるのを見て、暗くじめじめしたところに納められるよりも、自然と一体になる自然葬や、空から残された方を見守り、亡くなられた方を空を見て思い続けることを大事にしている宇宙葬の価値を伝えていくために、「株式会社 SPACE NTK」を立ち上げることを決意します。
世界初!人ひとり分の宇宙葬実現に向けて
宇宙葬を実現するためには、日本では不可能と語る葛西氏。思い立ったら即行動するタイプの葛西氏は、アメリカに渡り宇宙開発に力を注いでいる各社へのプレゼン、2018年に「国際宇宙開発会議」にて、ジェフ・ベソス氏もいる中で宇宙葬の実現に向けてプレゼンをされました。
行動を起こしていった結果、スペースX社にいる日本人の方とご縁を紡ぎ、同社と業務提携を結べる運びとなりました。「世界初の人ひとり分の宇宙葬を実現させ、人工衛星も自前で作成する」という目標を掲げ、船井総合研究所にも協力を仰ぎながら、人脈を活かして開発を進め、2022年春に実現させるまでに至りました。
宇宙葬の実現と今後の展望
宇宙SOH第一弾として宇宙散骨を2022年春打ち上げ予定。人ひとり分の料金は1,000万円(応相談)、お骨の一部だと100万円、50万円という価格で提供致します。今後は月面への埋葬や宇宙生前葬など、故人の希望を叶えるためにより選択肢を増やしていくこと、亡くなったら星になるというご自身の価値観を広げるという夢を実現させていくことを見据えていらっしゃいます。
葛西氏は最後に、「子どもたち、特に障害のある子どもたちなどは夢を無くしてしまっているので、そういった子どもたちに宇宙に行けるんだという夢と希望を与えられるようになっていきたい。子どもたちの夢を叶えていけるような活動をワクセルと共に実現させていきたい」という言葉でトークセッションを締めくくりました。
■葛西智子氏
東京都生まれ。1983年から芸能プロダクションで日本舞踊やダンス、演技指導を行うなど、若手育成に注力。その後結婚式の司会業を始めるのと同時に、大手葬儀社に所属。葬儀のアシスト業務から葬儀司会、担当補助、企業開発営業など、幅広い仕事を任される。その経験を活かして2003年に現在の会社有限会社NTKプランニングを設立。その後、葬儀会社で長年勤めていた夫も専務取締役として参画。格式を重んじる儀式から故人の要望やライフスタイルに合わせた儀式まで、幅広いサービスを提供する。また並行して、ご遺骨を専用BOXに納めて人工衛星に乗せ、ロケットで打ち上げる宇宙葬のサービスを日本初で手がけるSPACE NTK社を2017年に設立。スペースX社と直接契約を提携している。
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』(主催:嶋村吉洋)
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。
さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。
・YouTube等での番組配信
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