最果てのアイスランドを旅して
忘れたくないし、忘れないうちに書き記しておこうと思う。
ブログが続かない私だからこそ、早めにね。
2018年7月28日から10日間かけて、私を含めた4人のフォトグラファー兼インスタグラマーと、日本から8500km離れたアイスランドを一周する旅を終えた。
時は遡り、2017年10月。39歳になったばかりの私は40歳までに夢を一つ叶えたいと思っていて、ウユニ塩湖に行くか、アイスランドに行くか、ゴールドコーストマラソンに出るか、のどれかで迷っていた。
どれもいつかは叶えるつもりでいたけど、いつか、いつか、と言っていては叶わないことを知っている。行動すべし!
しかし、以前よりウユニ塩湖での撮れ高がギャンブルなことを懸念していたため、撮影に行くならアイスランドしかないなと思った私は、インスタグラムで初期から長い付き合いのある@halnoさんに「自費でいいからアイスランドに行きたい!来年の夏、行きませんか?」とメールした。
「いいね、行こう!!」と、即答だった。
こんなにもアッサリと行こうと言われるとは思ってなかったもので、計画立てるの大好き人間としては一気にそこからありとあらゆる手段を使って安くて早く行けるエアを探し始めた。
思えば10ヶ月前の予約だったわけで、エアチケットも思ったよりは安かった。結局フィンエアー直サイトで成田発→フィンランド、ヘルシンキ乗り換え→レイキャビク行きのチケットを2人分予約した。
その後、ハルノさんが買いためていたアイスランドに関する本を教えてもらい1周する計画をたてるわけなんだけど、その間に「2人で行くより4人くらいと行くほうが絶対楽しい」ということで、11月には@6151ちゃんを誘った。
面白いことに、彼女もまた即答で「行きます」と言い、こうも行動力のあるメンバーに恵まれた旅はきっとないだろうなとワクワクが止まらなかったのを覚えている。
ここまでは自費で行く計画を練っていたのだけれど、どうせならお仕事にしたい、と野望を打ち立てた3人は企画書を作り自分たちを売り込むことにした。
私たちがお役に立てる代わりにアイスランドの旅をスポンサードしてくれる企業さんはいないものかと。
そして最終的にご協力いただけたのが
・SONY マーケティング様
・ユースホステル協会様
・コロンビアジャパン様
で、SONYさんからは大人気のカメラαシリーズとRXシリーズ、そしてレンズ群をお借りし、ユースホステル協会さんからはアイスランドにあるユースホステルに宿泊させていただき、コロンビアジャパンさんからは天気が変わりやすいアイスランドでの雨露をしのぐウェアとシューズをご提供いただいた。
これには本当に感謝の思いしかなく、皆様のご協力がなければこの旅は遂行できなかったかもしれないと思う。
そして最後に参加を決めてくれたのは@t.1972さん(以下シンヤさん)。彼は私も一度しか会ったことがなく、アイスランドに行く2ヶ月前の飲み会の席で「たぶん無理だろうな、でも来て欲しいから声かけちゃおう」のノリで声をかけ、後日LINEでもしつこく声をかけてみると「行きまーす!」って、、、なんて軽いの!!素敵!!こんなメンバーで大丈夫かしら!!って思うほどみんなノリが良かった。
出会えない
関空からシンヤさん
成田からハルノさん、6151ちゃん、わたし。
落ち合えるのはトランジットで利用するフィンランド、ヘルシンキバンター空港。
フィンランドには2度行っている私はバンター空港のことを知っているほうだし、落ち合うのは簡単だと思っていた。空港には無料Wi-Fiもある。誰でも繋げるし連絡を取ることは簡単なはずだと。
が、いざ当日、双方の飛行機がそれぞれ日本を離れる際に遅れていた。予定通りに到着しない焦りは不安になり、予感は的中。
シンヤさんに会えない。
成田組は3人一緒だから良いけれど、関空からくるシンヤさんは不安に違いない。
次のアイスランド、レイキャビク行きの搭乗時間まであと20分。もうどこかで会えてないとおかしい。不安から足早になり搭乗口へと走る。もしかしたらもう搭乗口で待ってるかもしれないと。
しかしそこには欧米人の姿しかなく、アジア人は1人もいない、もちろんシンヤさんもいない。
どこかで迷っているのかもしれない。
階下にある搭乗口から離れ、再び免税店が並ぶ二階の通路へと出る。でもここを通らなければレイキャビク行きには乗れないはずだから、とウロウロキョロキョロ。
不安で泣きそうになった。
すると、「わかめらさん?」と声をかけられ振り向くと、いたーーーーーーー!!!
まるでずっと会えなくてなん年ぶりかに会った恋人のように駆け寄り半泣きで「出会えて良かったーーー!」と叫んだ。
そこに他の2人も合流して、ようやく4人揃った。
私たちの旅が今はじまった。
とにかく絶景
アイスランドに予定通りとはいかなくとも無事に到着したものの、生まれて初めて海外でレンタカーを借りる4人。
レンタカー会社は guide to Icelandというアイスランドに行く人は絶対に見たほうがよい便利サイトで予約したBlue car rental.
公共の移動手段がないアイスランドではレンタカーを借りることはいたって普通なので、ビックリするくらいレンタカー会社がある。
私たちはこの大荷物が乗る、トヨタ車のランドクルーザーを予約した。
荷物が多すぎるというツッコミは控えていただきたい。
日本とは違う、左ハンドル右車線走行のアイスランド。ハルノさん、シンヤさん、私の3人は国際免許に切り替えアイスランドでのドライブを楽しみにしていた。(私はめっちゃビビっていたけど)
走り出すとすぐに広大な大地が見えた。
というか、それしか見えなかった。
ただただ広がる苔むした黒い大地。溶岩の上に苔が這い覆い尽くしている。本当にここは地球なのか…疑いたくなるような光景。
変な表現をすれば、生物がここで生きていけるのか疑問になるような今までに見たことのないものだった。
念願のブルーラグーン
夕方にアイスランドについた私たちは、この日の長距離移動は控え空港から50kmほどのアイスランドの首都、レイキャビクに宿泊することにしていた。
その前にせっかくだしブルーラグーンに入りたいよね、と女性2人。
予約しなければ入ることができないため、日本からすでに予約をしていた。
男性陣2人はブルーラグーン周辺で撮影をしているということだったので、別行動。
受付で、お湯に髪の毛をつけないように、メガネにお湯がついても擦らないように、お酒を頼むときはこのチップで精算して、みたいなことを言われたと思う。
なんせ、英語力に乏しいので雰囲気でうんうんと頷く。
水着に着替えていざ!
念願のミルキーブルー!!!
夏とはいえ曇りの日や雨の日は気温10度を下回るアイスランド。この日も寒く、ブルブル震えながらお湯に入ると「あったかぁぁあああい」
寒さに凍えてた体がほぐれていった。
水温はのぼせず、ぬるすぎず、ちょうどいい38°くらいだろうか。
私と6151ちゃんは片手にiPhoneをもち、お湯の中を進む。
夢に見たブルーラグーンに今私はいる、
そう思うと無言になってしまう。ただただ夢みたいだと思った。
ちなみにこの時、時間はすでに夜の21時。
嘘みたいに明るいのはカメラのせいじゃなく、白夜のせい。
で、この時、男性陣は何をしていたのかというと、ブルーラグーンのまわりで撮影しながら男同士の語らいに花を咲かせていたんだとか。
まぁ、こんな風にゆるゆると始まったアイスランド1日目。
これから過酷な事態と白夜に悩まされる事件が起きることを夢にも思わない4人は、レイキャビクの宿へと車を走らせるのだった…
長くなりすぎてとても10日分を1つの記事にまとめられないので、気長に更新していきたいと思います!!!
つづく
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