wacamera

2010年にフリーランスフォトグラファーに。 商業撮影から、作品撮りまで国内外を飛び回り撮影に勤しむ写真家の傍ら思春期の娘を育てる母でもある。

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2010年にフリーランスフォトグラファーに。 商業撮影から、作品撮りまで国内外を飛び回り撮影に勤しむ写真家の傍ら思春期の娘を育てる母でもある。

マガジン

  • 息をするように旅をして

    40代主婦が旅先の景色をお届け カメラはSony / Leica / GR

  • One way ticket to Uzbekistan

    ウズベキスタンの旅を全3回で残します

  • Through Leica in India

    Leicaと旅するインドの記録

  • Iceland

最近の記事

ウズベキスタンへの片道切符 III Samarkand【完結】

Rahmat (ラフマット)! ウズベキスタンで過ごした8日間、この言葉をたくさん使った。ウズベク語の「ありがとう」 ひょんなことからウズベキスタンに行ってきた写真家が綴る「ウズベキスタンへの片道切符」 今回はウズベキスタンの第二の都市サマルカンドへ行ってきたお話。これにて完結。 前回のブハラ編はこちら サマルカンドの名が持つ響き サマルカンド、その名の持つ響きと言ったら何にも言い難い魅惑を感じる。私はRPGゲームはしないので、他の人と違った意味でこの名前に魅力を感じ

    • ウズベキスタンへの片道切符Ⅱ Bukhara

      Rahmat (ラフマット)! ウズベキスタンで過ごした8日間、この言葉をたくさん使った。ウズベク語の「ありがとう」 ひょんなことからウズベキスタンに行ってきた写真家が綴る「ウズベキスタンへの片道切符」 今回はブハラへ行ってきたお話。 前回のタシケント編はこちら ブハラの街 首都タシケントが東京ならブハラは日本の金沢のような街だろう。人口は約28万人、シルクロードの中継地として栄え、旧市街地がユネスコの世界遺産に登録されている歴史深い都市である。 タシケントとは約500

      • ウズベキスタンへの片道切符Ⅰ Tashkent

        Rahmat (ラフマット)! ウズベキスタンで過ごした8日間、この言葉をたくさん使った。ウズベク語の「ありがとう」 CP+2024、タムロンブースでのトーク「写真家が旅したウズベキスタン」も無事に終幕したのでこのノートを公開しようと思う。 5年もの間、中止になったりオンラインのみで行われたりと制限があったCP+。 2020年2月、CP+のための撮り下ろし作品をインドネシアで撮影して成田空港に降り立ち、スマホの電源を入れた瞬間に「CP+が中止になりました」とクライアントか

        • Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Final

          前の記事からだいぶと時間が経ってしまった。 すっかり閉幕まで書き終えたと思っていたけど、忘れていたので旅から半年以上経った今、振り返りながらインドへの想いを綴りたいと思う。 Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録 ただいまMumbai聖地と言われる理由をなんとなく感じられたバラナシでの2泊3日を終え、再びムンバイへと戻ってきた。 旅の始まりも終わりもムンバイからである。 インドの首都はデリーだが、ここムンバイはインドの最大都市である。日本の約9倍もの国土をもつ

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        • One way ticket to Uzbekistan
          3本
        • 息をするように旅をして
          10本
        • Through Leica in India
          7本
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          4本

        記事

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Day8

          Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録 バラナシの街日本の約9倍の広さを持つインド。その中でも北インドと呼ばれる地域に属するバラナシは、日本の冬にあたる1〜2月が最も過ごしやすいと言われている。 それは、夏には50度を超えることで知られるインドの少ない乾季だ。 バラナシといえばガンジス川、というのは前の記事を見てもらえたら良いと思うが、バラナシの街もまた写真を撮るにはとても美しく可愛いということを知った。 インド8日目の午後、街を色濃く映し出す夕陽を求めて街を

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Day8

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day6・7

          Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録 混沌のデリーから聖地へ東京に生まれ育った私は、井の頭線のたった5両に詰め込まれる通勤ラッシュの凄まじさや夕方の山手線で体が宙に浮くほどの混雑を体験している。 故にちょっとやそっとの混雑では驚いたことがなかった。 デリーの人混みをこの目で見るまでは。 カオスという言葉がこれほどまでに似合う都市はないのではないか。すごいとしか言えない語彙力も許されるほどの過密ぶりであった。 前回同様、デリーの中日ではLeicaで撮影しなかっ

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day6・7

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day3・4・5

          Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録 ジャイプールという街 インド北部、首都デリーよりやや南に位置するジャイプールはムンバイに比べるととてもこじんまりとしている。ムンバイから飛行機で1時間ちょっとで楽しめる郊外の都市でもある。 インド旅行を計画するときには必ず候補にあがるだろう。なぜならここはピンクシティと呼ばれ、多くの美しい建築物が存在しているからだ。 ムンバイのトゥクトゥクが黄色と黒に対し、ジャイプールは黄色と緑でなんともかわいい。トゥクトゥクと文字を打てば

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day3・4・5

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day2

          Leica SL2-Sをもってインドを旅した記録 鳴り止まないクラクションの音で目が覚める。 そうだ、ここはインドだ。 インドでは「Hi」という代わりにクラクションを鳴らしているのではないかと思うほどクラクションを聞かない瞬間がない。13億人を越える人たちが自分の存在を知らしめるために鳴らしているのだろうかと思う。 前日の長旅の疲れが癒えないまま、ゆっくりとした朝を過ごしてから街へと繰り出した。年間を通じて一番涼しい時期だというのに気温計はすでに36度を指していた。

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day2

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Day 1

          まだ日も登らない朝5:40 関西国際空港へ向かうバス乗り場へ既に20kgを超えているバゲージを転がす。 インドへ行ける! そう思うと睡眠3時間の眠気など吹き飛んでいた。 それはもしかしすると寒さで目が覚めていただけかもしれないのだが。 2022年7月、パンデミック後はじめての海外に出た時は関西国際空港がお通夜のようだった。恐らく照明も半分くらいしかついてなかったように思う。 しかし日本への観光客の受け入れが許可され、我々日本人もワクチンを済ませていれば(決して楽々とは言え

          Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Day 1

          Leicaが見たIndia ✈︎ Day 0

          フリーランスフォトグラファーになって12年。もう直ぐ13年になる。パンデミック以前は毎月どこかの国を訪れていたが、記事にすることをしないまま時がたってしまった。 今回、2度目のインドへ行くことになり写真をインスタグラムだけでない場所で公開してみようと思ったことがきっかけでこの記事を書いている。 世界観が変わる?インドに行けば世界観が変わるとか巷ではよく言われているが、私は1度目のインドで世界観は全く変わらなかった。 インド以外の国でも貧困層やスラム街のような場所を見てき

          Leicaが見たIndia ✈︎ Day 0

          最果てのアイスランドを旅して DAY4

          長らく間があいてしまったアイスランド旅行記。ただ今、原因不明の発熱で自宅に引きこもっていることを利用し、DAY3からこの勢いで続きを書き記していこうと思います。 前日の過酷すぎた撮影の後もなんだかんだ可愛いコテージでテンションの上がる4人。 結局寝たのは明るくなり始めた3時過ぎ… 起床は7時と毎日が寝不足。 だけど、朝ごはんだって撮影を忘れない。 でもみんな撮影することが好きなメンバーだから、お腹が空いて待ちきれなくても撮影になるとモデルになったり撮ったり真剣。そうい

          最果てのアイスランドを旅して DAY4

          最果てのアイスランドを旅して DAY3

          ようやく3日目。思い出しながら書くアイスランドも楽しいけど、思い出が深すぎてアイスランドが恋しくなるのも切ない。 さて、いよいよ3日目。 今日はこの旅のメインイベントと言っても過言ではない、あの場所に行く。アイスランドに行ったらここだけは外したくない、絶対に行きたい場所、と4人が口を揃えて言っていた。 突然の嵐宿泊先から数分車を走らせて、目的地の駐車場につく。ホテルの受付で「駐車場から40分くらい歩くわよ」と言われていたので、いよいよここからアドベンチャーがはじまるのかー

          最果てのアイスランドを旅して DAY3

          最果てのアイスランドを旅して DAY2

          簡潔にまとめることのできない癖があり、なかなか進まないアイスランド旅の記事です。 今回は初日の宿と二日目のこと。 ユースホステル アイスランド今回のスポンサーさんの中に、ユースホステル協会さんが名乗りを上げてくださった。 物価がおそらく世界一高いのではないかと思うアイスランド、もちろん宿泊についても例外じゃない。シンガポールも高いと思うが、アイスランドはさらに高かった。 ユースホステルは世界各国にあるのだけど、アイスランドではリングロードと呼ばれる国道1号線に沿ってぐるり

          最果てのアイスランドを旅して DAY2

          最果てのアイスランドを旅して

          忘れたくないし、忘れないうちに書き記しておこうと思う。 ブログが続かない私だからこそ、早めにね。 2018年7月28日から10日間かけて、私を含めた4人のフォトグラファー兼インスタグラマーと、日本から8500km離れたアイスランドを一周する旅を終えた。 時は遡り、2017年10月。39歳になったばかりの私は40歳までに夢を一つ叶えたいと思っていて、ウユニ塩湖に行くか、アイスランドに行くか、ゴールドコーストマラソンに出るか、のどれかで迷っていた。 どれもいつかは叶えるつもり

          最果てのアイスランドを旅して

          ははむすめ旅 その3

          いけない。うっかりまたこの存在を忘れてました。ブログって「やるぞー!」って思わないとなかなか書けないんですよね。 世の中のブロガーさんを尊敬します。ほんとに。 3月27日 朝 前日の長旅で爆睡してしまった2人は目覚ましもなく7時起床。日本では仕事やゲーム(モンハン)に追われ寝る時間を削ってしまうことが多いけど、質の良い睡眠とはまさにこれ。 お腹も空いた私たちは早速防寒対策をしてコテージを出る。 フィンランドのホテルや家庭は、北海道と同じくセントラルヒーティングがあるため部

          ははむすめ旅 その3

          ははむすめ旅 その2

          またもや、この存在(note)を忘れかけていた。 冷めるの早っ。 なるべく続けようと思うため奮い立たせて続きを書きたいと思います。 成田から11時のフィンエアーで飛びたった私たちは、10時間ほどでフィンランド、ヘルシンキバンター空港に到着。 娘が背負うリュックには私の一眼レフが1台入っている。なぜ、私が背負わないのかって? 私は背中にドローンをしょっているからである。 規制が厳しくなり、バッテリー類が預入荷物に入れることができなくなった昨今。 ドローンのバッテリー2

          ははむすめ旅 その2