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Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎ Day8

Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録


バラナシの街

日本の約9倍の広さを持つインド。その中でも北インドと呼ばれる地域に属するバラナシは、日本の冬にあたる1〜2月が最も過ごしやすいと言われている。
それは、夏には50度を超えることで知られるインドの少ない乾季だ。

バラナシといえばガンジス川、というのは前の記事を見てもらえたら良いと思うが、バラナシの街もまた写真を撮るにはとても美しく可愛いということを知った。

インド8日目の午後、街を色濃く映し出す夕陽を求めて街を散策した。

素敵な壁の前でチャイを飲む青年
優しい笑顔の青年だった

日本でもなかなか見ないような細い路地で入り組むバラナシ市街は、歩いて巡るのにとても良い。
バイクはたまに通るが、基本的に人と牛しかいない。そこにはバラナシの人々の営みがあり、ゆっくりと歩けば私もその中で生きているような感覚になる。狭い路地のおかげで彼らの息づかいまで聞こえてきそうだった。

迷路のような街の所々に斜陽がおちる
美味しそうなものを売っていた
路地に迫り出したお店
西陽を追いかけて
読めないけれど可愛い


仲間がいる楽しさ

仕事で訪れる海外は時々1人で行き、ひたすら撮影して帰ってくることがある。しかしそれは私にとってとても寂しく辛いものでもある。
1人旅の深さはもちろんあると感じるが、美味しいものに共感し美しいものに共に感動する仲間がいれば旅はもっと豊かで素晴らしいものになる、と私は思っている。

今回も一緒に過ごした仲間がいたことで撮影に、より花が咲いた。

モデルになってもらった
すぐ横には可愛いドア
ぶらぶら歩いてたら香水屋さんみつけた
たくさんの種類からプルメリアを買った
西陽を求めて
どれか一つ無くなっても絶対わからぬ


彼女とふたりで裏路地を歩き回り、もう一つの目的地、バラナシでは絶対外せないBlue Lassiへ。
このお店はラッシー専門店なのだが、私たちが想像するラッシーとは少し違っていた。

贅沢フルーツ全部乗せ(和訳)

それはヨーグルトのほうが近いかもしれない。飲むヨーグルトとヨーグルトを足して2で割るような。
2泊3日の滞在中、私たちはここに2回通い4つのラッシーをいただいた。食べすぎだという意見は否定しない。

素手だけど綺麗だと信じている

個人的にはサフランミックスナッツがいちばんのお気に入り。美味しすぎて撮影を忘れるほどだった。

とても美味しい思い出


ラッシーをいただいた後も撮影は続く。
Leica片手に、3〜4時間は歩いただろうか。
決して綺麗とは言えない埃舞う街中を、地図も見ずただ光を求めて。

赤いペイントが印象的な路地
ココナッツと赤いストール
トータルコーディネート

撮らせてもらってありがとうというと、トータルコーディネートしたおじさんたちは笑って「いいモデルだろ?」と言ってくれた。

お坊さんかな
向こうに見えるのはガンジス川
もしかして魔法使える?
何を買っているんだろ
赤いお家
みなさん本当におしゃれだな


バラナシは本当にゆっくりした街だ。
ついに世界一の人口となったインドだが、Delhiと比べても人も少なくただでさえ急いでしまう旅の中でゆったりとした空気を味わえる。それはガンジス川のたゆたう流れを懐に抱いているからかもしれない。


女神に捧げる祈り

プージャという言葉を知っているだろうか。
お祈りという意味を持つプージャはヒンドゥー教の礼拝の儀式。
ここバラナシで行われるプージャは朝日が昇る前と夕刻から夜にかけての1日2回。この独特な雰囲気を持つプージャは我々が馴染みのある仏教や神道におけるお坊さんがお経を唱えながら木魚を叩いたり鐘や鈴を鳴らしたりするものに近いだろう。
そんな神聖な儀式にお邪魔した。

朝の沐浴の時より人が多い
幻想的である
ある一定のところで参加者が手を挙げて何かを唱える

仏教でよくある、供養の際に火の中にお守りなどを投じるのは元をたどるとこのヒンドゥー教のプージャから来ているんだとか。そう考えると元はすべてが同じ民族だったのだろうし、私の遠い先祖もインド人であったのかも。そう思うと旅がしたい理由がそこにあるのかも知れないなと思う。


つづく

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