レジサイドでアートワークの効果を実感する
先日、ゲームマーケット2022秋で「トランプゲーム大全[2人用] 」という書籍を先行購入(2022/11/10出版予定)して空いた時間で読んでいます。トランプに関する本を読んでいるとRummikub(ラミィーキューブ)はトランプが2セットあれば同じことができるとか、以前に紹介したヌメロンもアイテムチップを用意すればトランプでできるなと考えてしまいます。
しかし、改めてアートワークの効果は絶大だと実感することがありました。それが今月ホビージャパンより発売予定の「レジサイド」です。
1. レジサイドとは
レジサイドはトランプで遊べる協力型ゲームです。敵は12体のジャック、クイーン、キングで、相手を全員倒すとゲームクリアとなります。プレイヤー側はトランプの数札を駆使して敵を倒していきます。
場に出した数札のスート(ハート、ダイヤ、クラブ、スペード)により特殊効果が発生したり、カードを組み合わせて出すことで特殊効果を重ねて発動することができます。
実際にホビージャパンのゲーム写真を見ますと、オリジナルデザインのトランプ54枚に敵の体力と攻撃力が書かれた追加情報のカード1枚が入っている構成です。
詳しいゲームルールはBGAでゲーム内容を説明した動画や実際に操作できるチュートリアルがあります。
細かいルールに関しましてはBGGで有志の方が日本語版のマニュアルをアップロードされております。(要アカウント作成)
レジサイドはプレイヤー同士が協力して相手を倒すゲームですので、プレイヤー間で認められているコミュニケーションの範囲が決められています。しかし、それなりの難易度のため最初は気にしなくてもよいと思います。
◇ プレイ中に話しても良いこと
・公開情報を連絡、思い出させること(手札の枚数、酒場デッキの枚数など)
・道化師(ジョーカー)がプレイされたときに次プレイヤーになりたいという希望を伝えること
◇ プレイ中に話してはいけないこと
・自分が持っているカードを伝える
・自分のカードで何ができるかを伝える
・他のプレイヤーがあなたのターンに何をすることを期待しているか伝えること
トランプの絵札を城にいる敵、数札を酒場に集まる冒険者(2~10)や動物(A)の絵で表現することによりトランプに世界観を与えています。つまり「レジサイドも遊べるトランプ」となっているところが凄いところだと思います。
2. レジサイドを遊ぶ
遊び方も理解したので今回はトランプで遊ぶことにしました。少しでも雰囲気を出すためにA4サイズのプレイマットを作成しました。こちらはおもにBGGで配布されているデータを流用しております。また良く参照するスート効果とプレイ手順を追記しています。
普通紙に印刷し、余白も切らずにトランプを置いたイメージがこちらです。手元に「水曜どうでしょう 手書きトランプ」しかなかったので、プレイマットが台無しとなっています。改めてアートワークは大事だと思い知りました。
レジサイド日本語版にプレイマットは付いていないかもしれませんので、これを活用しても良いかもしれません。敵の攻撃、体力カウンターの駒はプレイマットを「マグネットシート光沢紙」に印刷することを考えて「強力マグネット(カラータイプ)」を使っています。
実際にこの環境で2回遊びましたが、1戦目はダイヤのクイーン、2戦目はダイヤのキングで敗北しました。敵がスペード、ダイヤの順で登場しますと、被ダメージを減らすためにカードを多めに消費して倒した後にカードを引けないためゲームオーバーになりやすいと思いました。
カードコンボによるスート効果が非常に爽快で、その中でも仲間になったクイーンやキングを動物(A)と組み合わせられたときの爽快感は最高だと思います。1日に何度も遊べるゲームではないと思いますが、トランプに最小限の追加しただけでこれだけのゲームができるというのは凄いことだと思います。トランプがあれば手軽に遊べますので、ぜひお試しください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?