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新時代の暮らしと才能:リモートワーク、スポーツ、漫画、AIが織りなす未来

ワヴデザインの松本と中村が今気になっていることについてトークする「Versus」。どんなテーマが出てどこに着地するかは本人たちにもわかりません。ちょっとした息抜きに、肩の力を抜いてお読みください。

プロフィール
松本 龍彦(CEO、クリエイティブディレクター)
ショップスタッフ、デザインプロダクション、アパレルのグラフィックデザイナーを経て、2006年ワヴデザイン株式会社を設立。主に衣食住の分野に豊富な知識と実績をもつ。グッドデザイン賞など受賞。

中村 和貴(クリエイティブディレクター)
焼き鳥屋、船舶塗装工から転身しデザイナーに。2007年よりワヴデザインに参画。広い視野でのクリエイティブワークで問題発見・解決を得意としている。ニューヨークフェスティバルなど受賞多数。

リモートワーク生活で楽しむ家族とペットの心地よい共存

松本:リモートワークになって基本家にいるじゃない?子供も大きくなってきて手間もかからなくなってきてさ。若い頃は静かな環境を家には求めてたんだけど、歳とともにどんどん賑やかな方がいいなーって気持ちも変わり始めて。それで猫を飼い出したんだよね、2匹。

中村:いきなり2匹?!猫種は?

松本:せっかく飼うなら猫の存在感?があったほうがいいなーって思って2匹にしたのよ。猫種はヒマラヤン。子供がいても大丈夫とか、初心者にも飼いやすくておとなしいとか、いろいろ検討して。あとはペキニーズが好きで昔飼ってたから、似たような顔つきのヒマラヤンがいいかなって。なかむーの家はいっぱい動物いるじゃない?どれくらいいるんだっけ?

中村:うちには大型犬のラブラドール・レトリーバーが1匹と、中型犬のオーストラリアン・ラブラドゥードルが1匹。あとは雑種の猫が3匹いたんだけど、去年、18歳くらいまで生きた猫が亡くなって2匹になっちゃった。それでも今トータルで4匹いるよね。

松本:長いこと一緒に暮らしてると思うんだけど、動物と一緒に暮らすってどんな感じなの?

中村:猫はそんなに手間はかからないよねー。犬は運動しないとストレスたまるから散歩が必要なんだよね。今、ラブラドールが15歳の老犬なんだけど、夜中に2回位起きて散歩いってるかな、毎日。老犬だから競歩よりも歩くスピード遅くて、俺もすり足で40分くらい歩いてる。あまりにも遅くて安全だからYouTubeとか見ながら歩いてるもん。

松本:ちょっとそれおもしろいね(笑)。そういえば、猫飼いだしてからYouTubeやWEBで猫について色々検索するんだけど、ワヴデザインで制作を手掛けてる「ペットと、ずっと。」が検索結果で出てきたりするよ。


中村:うれしいねぇ。立ち上げからだからもう7年くらいやってるかな。猫の鳴き声を研究している先生とか、歯科で有名な先生にお話を聞きに行って随分と勉強になった。あと僕の奥さんがペットの飼養管理士などの資格を持ってるので詳しくて、最近はドッグマッサージ師にもなったんだよね。高齢犬のケアとか関節トラブル・リハビリ、病気の予防とか。気持ちいいのか慣れてる犬だと秒で寝る。なので犬猫に関しては詳しいほうだと思います。

松本:すごい、ゴッドハンドじゃん。ペットがいると生活が豊かになるから、引き続きペット関連の仕事もやっていきたいよねー。


チームビルディングと心理的安全性:WBCから学ぶ教訓

松本:家にいる時間が増えたことで、野球とかサッカーとか国際的なスポーツイベントとかすごい観るようになったんだよね。日本のプロ野球は全然観ないにわかファンなのに、WBCは世間の盛り上がりに乗って応援しちゃったよ。なかむーはWBC観た?

中村:観てない。

松本:マジで?!?!

中村:あのね、スポーツ観戦が苦手で観てられないのよ。格闘技だけは別なんだけど。

松本:あー、わかるねそういう感じ。それでさ、侍ジャパンっていろんな選手がそれぞれのチームから集まるから、チームビルディングみたいなことがおこるのよ。いきなり集められても皆の空気感とかわからないから。

中村:なるほどねー。

松本:今回、大谷や栗山監督から熱烈なオファーを受けて出場を決めたダルビッシュがいち早く来日してチームに合流して、いろんな選手と自分から積極的にコミュニケーションをとることでチームがまとまっていったっていう話があって。いくらハイスキルのプロフェッショナルが集まっても、チームの空気感を良くしなきゃいけないとか、心理的安全みたいな要素はどんなところでも必要なんだなーっていうのはWBCを観て感じたよね。

中村:チームマスターは信頼に足る実力も必要だから、年長者のダルビッシュが適任だったのかもね。

松本:そうかもしれないねー。大谷も積極的にコミュニケーションをとってたんだけど、単純に楽しそうなんだよね。プロフェッショナルですごいシビアな世界で結果を出さなきゃいけないのにスポーツ選手って明るいよなー。勝ったら全力で喜ぶし、あのメンタルはすごい。

中村:たしかに。僕、格闘技やっててジムに通ってるんだけど、アマチュア6冠のプロボクサーに「試合前に緊張しないの?」って聞いたことあるのよ。そしたら、試合の直前が一番緊張しないんだって。やりたいことがやれる日を迎えられて楽しみでしょうがないから一番良いメンタルコンディションだって言ってた。すばらしいよね。


井上雄彦の総合芸術:スラムダンクで見る漫画家の才能とAIの可能性

松本:スポーツ繋がりで思い出したんだけど、遅ればせながら俺、スラムダンクの映画を観に行ったのよ。

中村:あーいいね。観たかったなー。

松本:もー、井上雄彦の世界観がオシャレなのよ。メンバーが線画で登場するとか、無音の中でバスケするとか、とにかくスタイリッシュで。俺の中で漫画家は3つのスキルに長けてると思ってるんだよね。1つ目は絵を描く力、2つ目はストーリーを考える力、3つ目はカット割りを考える力で、単体でみてもそれぞれすごいスキルなのに、映画だと音楽も入ってくるからもう総合芸術だよ。漫画家やってる井上雄彦が映画監督もやれちゃうなんて、元々とんでもないクリエイターだなって思っていたけど、改めて驚いちゃったよ。

中村:作画と原作でタッグを組んで、分業して作品を作るチームもあったりするけど、1人でやっている漫画家さんは才能の塊だよね。

松本:ほんとそう思うよ。あと分業といえば、子供がNetflixで観てるアニメとか、制作のクレジットが中国や韓国の人だったりするんだよね。アニメ制作の国際分業化が進んでると感じるね。時間も人手も必要な作業だから、最近のトレンドをみてると今後はAIの活用とかもありそうだよね。一部ではなく大部分で活用するような。


デザイナーとAI:ChatGPTの活用とデザインジェネラリストの育成

中村:全然あると思う。Twitterとか見てても、OpenAIが一般公開されてから深津さんとか知見のある人たちがいろんなことを試しててるんだよね。ChatGPTにどうやって命令すると最適な答えが得られるかを検証したり、ChatGPTを使ったサービスを急にリリースする人もいたり、ここ1ヶ月くらいでAIの進歩がすごいのよ。人間が今までやってたことをAIが担うことが増えてくるだろうだろうなーと思う反面、人間じゃなきゃ生み出せない価値を見つけていかなきゃいけないなーとも思うし、不安半分面白み半分っていう感じだよね。


中村:あとけんすうさんのnoteが面白かった。ChatGPTにいろんな役割の設定をしてあげると、その役割の観点で答えてくれるから無限にブレストできるの。やばい。


松本:新しいおもちゃが見つかったみたいな気分で、みんな弄り倒してるんだなーと思うよね。

中村:俺も有料版アカウントにして、ChatGPTに毎月20ドル課金してるもん。スピードはちょっと遅いんだけど精度はかなり高くて、これでいろんな業務を効率化できたらいいなーと思って。お願いしたらプログラミングも書いてくれるのよね。例えば、SlackでChatGPTを使えるようするにはどうしたらいいか?って聞いたら、手順と一緒に全部教えてくれるの。

松本:Slackといえば、Slackのワークフローに投稿したらmiroのボードつくられる、みたいなツールもあるじゃない?

中村:Zapierね。ワークフローを自動化してくれるサービス。面白いツールがいっぱい増えて来たって感じだよね。このあたりの便利なツールは会社としても今後どんどん取り入れていきたいという方針だよね。

松本:まさに会社の中でもイベントの音声を文字起こしするのにAIを利用したり、FRONT-END.AIを利用してコーディングの業務効率化をしたり活用を進めてるところだよね。上流から活躍するデザインジェネラリストを育成したいという想いがあるから、どんなツールを使うのが最適かというところから提案できるデザイン会社としてやっていきたいよね。

中村:一般公開前だから試せてないけど、ChatGPT-4だと画像分析もできるから、冷蔵庫の写真とって残り物でレシピ考えてくれたり、手描きのワイヤーフレームを渡してWebサイトをコーディングしてくれってお願いすると、5秒くらいで実装してくれるデモとかあったね。

松本:それはすごいね。そしたらこの対談のタイトルや見出しをChatGPTで作ってもらうこともできるの?

中村:いいね!僕のChatGTPにコピーライターの設定をしてタイトルを考えてもらいましょうか。

松本:いやーすごい時代がきたね。

※ 今回の記事のタイトルと見出しはChatGPTで作成したものです。


ワヴデザイン
ワヴデザインは、ブランディングやデザインコンサルティング、サービス開発支援などを手掛けるデザインファームです。領域を定めず、本質的な発想で課題の抽出から戦略立案、クリエイティブ制作まで幅広く価値を提供しています。