衣食住を手掛けるデザインファームが17年間で最も依頼した気がするライター・編集者 5選
ワヴデザインの松本と中村が今気になっていることについてトークする「Versus」。どんなテーマが出てどこに着地するかは本人たちにもわかりません。ちょっとした息抜きに、肩の力を抜いてお読みください。
デザインにおける言葉の大切さ
松本:最近WebサイトやSNSのデザインを手掛けるなかで、表層デザインの質の高さも重要なんだけど、言葉の重要性をひしひしと感じてるんだよね。そこで、今日はワヴデザインがよくお願いするライター・編集者さんの話をしたいと思ってます。
中村:たとえばWebサイトとかって匂いは感じられないから、レイアウト以外だと特に文字の重要度は高いよね。それ以外は音と画像とアニメーションとかくらいしか訴求できる要素がない。ワヴデザインが何を重要視してパートナーにライティングをお願いしてるかというのも話していきたいよね。
松本:確かに。ご一緒した事例も交えていくつか紹介していこうー。
1. Rockaku | Webサイトの構成から相談可能 上流から活躍してくれるコピーライター
松本:一番はなにかとお世話になっているRockakuさんだね。住宅関連や教育に強く、代表的な事例だとAM6 HOUSEのライティングをお願いしました。代表の森田さんの親しみやすいキャラクターも相まって、堅い案件もカジュアルな案件も相談できるイメージがあるね。社内でもライティング力をあげる講座をやったんだけど、Webライティングの本も執筆されていることもあり、森田さんに講師をお願いしました。
中村:特に森田さんが、コピーライティングを起点として仕事の領域を広げている方なので、Webサイトの構成とかワイヤーフレームまで作れるんだよね。もちろんコピーライティングを主軸とされているのだけど、Webサイトの構成についても相談もできるという強みがあるので、企画が決まりきってないプロジェクトに上流工程から参加してもらえるのがありがたいですね。
松本:領域は違えどワヴデザインと似たような存在だから、Rockakuさんからお仕事を依頼されることもあったりするよね。
2. Roaster | メディアの立ち上げ実績も豊富 撮影スタジオも保有する編集プロダクション
中村:次はRoasterさんかな。もともとお互いの前のオフィスが近かったり、知り合いのデザイナーの奥様がRoasterさんで働かれていたというご縁があって、住宅メディアDoliveの立ち上げからご一緒しています。
トレンド感があってメディア立ち上げの実績も豊富だし、編集プロダクションで撮影スタジオも持ってる希少な存在です。ちなみに、2021年に築50年の自社ビルをリノベーションし1階にカフェをオープンした際は、記事にも登場していただきました。
松本:おもしろい会社だねー。ちなみに、Roasterさんの前の事務所は映画やCMの撮影に起用されてるよね。
中村:よく見かけたよね。ホームページで起用実績が見れるので、気になる方はチェックしてみてください。
3. 安田 健一さん |どんなプロジェクトにも柔軟に対応 ライティングの守備範囲が広い多彩なライター
中村:宣伝会議のコピーライター養成講座の講師をされている安田 健一さんにもお世話になっていますね。最新事例だと、ベツダイさんのNIHON NOIE PROJECT by SOU・SOUをお願いしました。
中村:うまく言語化できないんだけど、とにかく物腰の柔らかい方で。こちらの相談をうまく受け止めてくれつつ、ライティングの守備範囲が広いのでたくさんお願いしちゃいましたね。
松本:ホームページを見ると、いろいろな賞を受賞されていますねー。
4. 原 晋さん | 言葉が主役のプロジェクトで発揮するネーミングの威力 気さくで相談しやすいコピーライティングの巨匠
松本:AM6 HOUSEのネーミングを考えてくださったのが原 晋さんです。文章をお願いするというよりは、広告などの言葉が中心になるようなプロジェクトでネーミングやメインコピーを考えて欲しいときにお願いしますね。
中村:原さんも宣伝会議のコピーライター養成講座をの講師をやられてるよね。あと宣伝会議賞の審査員とか。
松本:そうそう。原さんは自分たちより上の世代のクリエイターなのだけど、とても気さくで相談しやすいんだよね。プレゼンテーション資料の作り方など仕事のやり方に関しても色々学ばせてもらいました。
5. 原田 優輝さん | 要点をおさえた読みやすい文章が強み 質の高い客観性を持つ編集者
松本:次はWDSマガジンの特別連載などでお世話になってる原田さんです。原田さんが以前編集長をやっていたWebマガジン「PUBLIC-IMAGE.ORG」の時から気になっていたのと、近年デザインノートの原研哉さんの取材記事を担当されていたのを拝見して、一緒にお仕事したいと思ってお声がけしました。YouTubeの対談にもご出演いただいてます。
松本:原田さんは、こちらの意図を理解して、ポイントをおさえた読みやすい文章を書いてくださるので、多くのひとに分かりやすく伝えたい!という時にお願いしてますね。
中村:デザイナーもそうかもしれないけど、ライターさんってその方の人柄と書かれる文章って近しいものがあると思うんだよね。原田さんは淡々と、質の高い客観性を持って文章を書いてくれるというイメージがあります。
まとめ
中村:一部しか紹介していないですが、あらためて挙げてみると結構お願いしてるところがありましたね。
松本:それぞれに強みや特徴があって、みなさん素晴らしいなと感じました。今後も伝えることの重要性を意識しながら、より良く協業していけたらと思っていますー。
番外編
その他にもお世話になっている、またはこれからご一緒したいライター・編集者さんを番外編としていくつかご紹介します。
ことばやさん | 分野も提案数も◎ 困ったときに頼りになるキャッチコピーやさん
クイックに動いてくれて気軽に頼めるので困ったときに頼りになる存在のことばやさん。対応してくれる分野も豊富で、提案もたくさん出してくれるのがありがたいところです。奏樹のプロジェクトのコピーを依頼しました。
加藤 孝司さん | ジャーナリズムならこの方 知見が豊富で視点の鋭いデザインジャーナリスト
デザインジャーナリストの加藤さんはIDEEのプロジェクトのライティングや編集でお世話になりました。デザインの知見が豊富で視点が鋭いので、シリアスなものやドキュメンタリーチックなものなど、ジャーナリズムな文章が求められるときにお願いしています。
ZODIAC | 富裕層向けの上質な表現に定評がある クリエイティブ・エージェント
社内のメンバーの知り合いの会社で、現在入居しているシェアオフィスが一緒のZODIACさん。富裕層向けのメディアの立ち上げと取材・編集・ライティングをやっていらっしゃるので、上質な表現が求められるラグジュアリーブランドのプロジェクトなどで今後ご一緒できたらと思っています。
Wab Design INC.もやってます
実はワヴデザインのメンバーもクライアントのメディア運用やコピーライティングを手掛けています。Doliveの取材から記事の作成は中島、akippaのブランドプロポジションやコピーライティングは岩永が担当しています。
また、WDSマガジンの一部の記事は大島、Newsletterや本記事のようなWABマガジンのライトなシリーズは佐藤が担当しています。サイトの設計から、SNSを利用したオウンドメディアの運用まで、何でもご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。
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ワヴデザイン
ワヴデザインは、ブランディングやデザインコンサルティング、サービス開発支援などを手掛けるデザインファームです。領域を定めず、本質的な発想で課題の抽出から戦略立案、クリエイティブ制作まで幅広く価値を提供しています。