息子と行く「スペインお遍路」の夢 と現実にするための「お金」
毎日の家事育児に追われている全国の共働き家庭の皆さん、お元気ですか?今日はちょっと楽しい話をこのnoteに綴ってみたいと思います。
私には子育て中の夢があります。息子と「スペインお遍路」へ行きたいと、長男が1歳頃から企んでいます。(妊娠前に知っていたら、絶対行っていた。しかし、産まれてしまってから赤子連れはきつい・・・)
スペインお遍路:キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を歩くこと。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。フランス南部から続く全1170kmの道(途中どこからスタートしても良い)を歩く。
スペイン巡礼の魅力は、小野美由紀さんが書籍にもブログに書かれています。
今日はこのスペインお遍路の魅力と、なぜ私が子連れで行きたいのか、そのために何をしてるのかを紹介したいと思います。
この記事はマガジン記事ですが、多くの方の参考になれば嬉しい話なので、最後の章、お金の項目以外は無料です。
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スペインお遍路の魅力
私が一番最初にスペインお遍路、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、カミーノ(スペイン語で道という意味、スペインお遍路を指して使う)いう言葉を覚えたのは、長男の産後に読んだこの書籍からです。
9年連れ添った年下のイギリス夫から、突然離婚を迫られ、傷心と勢いで旅立ったスペイン。目指すは聖地・サンティアゴ。失業中のバックパッカーから巡礼オタク、果ては白馬連れ女子まで、国籍も目的も多種多様な旅人達と、ビール&トルティーリャをお供に歩いた44日間。男がなくても、旅がある!傷心を吹き飛ばす、スペイン横断巡礼エッセイ。
これを読んで、「良い!スペインお遍路行きたい!」と思いました。
スペインまで行って観光やグルメはメインではなく、ただ巡礼路を何百キロも歩いていく。しかも荷物は自分で背負って・・何がいいの?と思われたかもしれません。
私が行きたい理由は
① 毎日歩いて目的地へ行くので、健康+自分と向き合う時間になる
② 多様な人々とコミュニケーションが取るため、多様性に触れる(世界中の人が歩いている)
③ アルベルゲ(寄宿宿)で休みながら旅をするので、一期一会が楽しめる
④ スペインというだけで楽しい(スペイン好き、三回行っている)
スペインという地で、ひたすら、歩く瞑想をしながら、非日常を過ごせるなんてなんて素敵なんだ!と思います。
このスペインお遍路をテーマにした映画もいくつかありますので、視覚映像優位の方はこちらもどうぞ。
私が面白いなと思っているのは、実際に行っている、行った人たちの個人ブログです。同じ道を歩いてるのに、準備も感じ方も皆さんそれぞれ違います。
特に、2015年頃、ポッドキャストで女性二人がスペインお遍路を実況中継しながら歩くという番組があり、これも私のスペイン、カミーノ熱を高めてくれました。
子連れで行きたい理由
そんなに行きたいんだったら、今のうちに行けばいいんじゃない?って思われたかもしれません。なぜ息子たち(4歳、7歳)を連れて今行かないのか?
スペインお遍路は、毎日20〜25 km移動します。
自転車やバイク、タクシーやバス(高齢者向き)でも行くことは可能です。でもどうせ行くなら歩いて行きたいですよね。
ということで、息子たちの体力で、20km程度歩けるようになるまでは、待つことにしました。(息子を置いて一人で行くことも可能ですが、最短お遍路距離でも1〜2週間程度かかるので、私が家を空けるのが厳しい)
息子達が、バックパックを背負って20 km 程度を歩けるようになるのは、中学生から高校生にかけてだと思います。
次男が中学校1〜3年生、長男が高校2〜3年生の夏休み頃に行けたらと考えています(小6を連れて行った方のブログを見た記憶がある)
私は感受性が強い、若い年代にこの旅に行くべきだと思っています。
(いわゆるバックパッカーの旅は、20代までが楽しいけど30代になると・・・の考えと一緒。モノを知りすぎると、得られる知見やカルチャーショックが少なくなる)
息子達がスペインお遍路で得ると考えているもの
スペインお遍路では、寝袋から必要な荷物は全部背負って歩きます。途中重くてモノを捨てるでしょう。(実際多くの巡礼者たちは、毎日何を捨てた!軽くなったwとブログなどにあげています)
すると、本当に大事なモノだけを選びます。多くのものを持っていたって、これは今の自分に必要がないものかもしれないと気づくきっかけになります。
言語や習慣の壁で、理不尽だと感じることもあるでしょう。(巡礼者の中には英語すら話さない人もいます)すると、世の中の多様性を学びます。自分だけが正しいとか、強いとか、スポットライトを自分にだけ当ててもしょうがないのです。人は一人で生きてるのではない。
きっと思春期や反抗期であろう、多感な10代半ばの息子達と旅をすれば、私以上に「大きなもの」を持って帰るだろうと考えています。
私も初めての旅なので、道がわからなかったり、宿が取れなかったり、大きく困ることもあると思います。しかしそれを見て、親も大人も完璧では無い、みんな試行錯誤して生きていると学んで欲しいのです。
さらに欲を言えば、親があてにならないのだから自分がどうにかしなければいけないと言う、自己の中にあるリーダーシップの存在に気づいてと思っています。(日本の教育では出させないようにしてる場面が多い)
夢を実現させるのはお金と時間
夢を夢で終わらせないために、何をしたらいいのか。お金と時間を作るしかありません。この旅のために毎月、ドルコスト平均法のインデックスファンドで積立購入してます。
スペインお遍路は、そもそも歩くだけだし、アルベルゲと呼ばれる巡礼者たち用の宿泊施設が街ごとにあるのでそんなに費用はかかりません。(でも寝袋とか要る)
必要な金額の中で一番かかるのは、航空券、お遍路用のグッズ(靴やバックパックなど)だと思います。あとは、現地の飲食、宿代や出発前後のホテル宿泊費などでしょうか。
いろんな人の渡航費用を参考にしていると、大体30日行くと30〜40万円くらい、2週間で20〜30万円くらいとしているケースを見ます。
そこで2週間30万円(航空券滞在費)+渡航グッズ代10万円=40万を一人頭、用意することにしました。3人分で120万円です。
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