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今日、私の身体には38500円の思いが詰まってる
子宮頸がんワクチン9価を、自費診療で受けました。
子宮頸がんワクチンを受ける話を
— ワーママはる@打倒長時間労働! (@wa_mamaharu) October 30, 2020
お掃除代行のシルバー人材さんに話ししたら
「私は娘2人いるけど受けさせなかった。将来赤ちゃん産む時に困った事が起きると困るし、おかしくなった子もいる。気をつけた方がいい」
とアドバイスもらう
子宮頸がんワクチンも
政治宗教野球と同じ系列の話題入りか。
子宮頸がんワクチン・・・この話をすると、リアルの世界からもsnsからも賛否両論のご意見を頂いております。
そこで本日は、「なぜ30代後半のわたしが子宮頸がんワクチンを打ったのか」について、まとめてみたいと思います。
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ちなみに今回私は、HPVワクチンを受けたよ!と表明しましたが、本来は他人に言う必要の無いことと思っています。
理由はプライベートな話だからです。HPVワクチンを打ったか打たないかが(自分から見て)「リテラシーがあるとか無いとか」の踏み絵になるのもよくない。
しかし私をフォローくださる方の多くは、30−40代のワーママやワーパパ世代。お子さんに女児もいるでしょう。
考えるきっかけになれば良いなと思って公表しています。
子宮頸がんワクチンって何?
子宮頸がんワクチンは2013年に承認されて以降、副反応問題から2ヶ月で積極的勧奨から外れたという経緯があり、日本では様々な憶測やしがらみを抱えたワクチンです。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触により感染するため、初性交渉前に接種することが重要とされています。現在は、積極推奨はされていませんが、日本国内での予防接種対象は小学校6年生~高校1年生女子です(公費負担。正直、男児も推奨するべきでは?と思うが話がずれるので割愛)
子宮頸がんワクチンは色んな種類があります。
予防できるHPVウイルスの種類と数でワクチンは異なっています。(そもそもHPVウイルスは100種類存在しているので、子宮頸がんやその他のがん(中咽頭、肛門がんなど)に関連が深い型のワクチンが開発されている)
現在、国内で承認されているのが下記3つです。ワクチンによって、対応するHPVの型と数が異なります。
2価ワクチン(サーバリックス)
4価ワクチン(ガーダシル)
9価ワクチン(ガーダシル9)→今夏日本でも承認されたが(名前はシルガード9)発売はまだ。
2 価、4 価の HPV ワクチンに加えて、9 つの型の HPV(6・11・16・18・31・33・45・52・58 型)をターゲットとした 9 価ワクチンが開発され 、WHO(世界保健機関)でもその安全性と有効性が認められ、米国・オーストラリア・中国など多くの国ですでに認可されています。
この 9 価ワクチンは子宮頸がんの原因となるほとんどの HPV型を網羅するため、普及すれば子宮頸がんの 90%あるいはそれ以上が予防可能になると期待されています 。子宮頸がんとHPVワクチンに関する最新の研究 日本産婦人科学会HP
今回、私が受けたのは9価ワクチンです。日本国内で今夏、申請から5年越しに承認されましたが、発売はされていないため、アメリカからの輸入ワクチンを受けました。
9価ワクチンが受けられる施設は、まだ国内では少ないです。
保険適応外、自費診療になります。ワクチン代は32000円、それに消費税とワクチン外来初診費用含めて、全部で38500円を支払いました。
しかもこれで終わりではなく、2ヶ月後にもう一度打ちます。さらに半年後にもう1回。
計3回のワクチン接種になるので、トータルで10万円越え!
費用はかかりますが、コロナ関連で10万円の給付金が出たので、受けることにしました。
子宮頸がん予防では、原因であるHPVに感染しないことによってがんにならないようにすること(1次予防)と、がん検診によるスクリーニングでがんを早期発見・早期治療し、結果的に子宮頸がんによる死亡を予防すること(2次予防)がある。公益社団法人 日本産科婦人科学会HP
子宮頸がんワクチンは1次予防です。ワクチンが子宮頸がんそのものを予防する効果は証明されていません。子宮頸がんの原因になるHPVウイルスの感染予防→子宮頸がん予防につなげるという方式です。
ワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。したがって、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。公益社団法人 日本産科婦人科学会HP
性交渉前で感染するため、性交渉前に受けることが推奨されています。しかし、性交渉後に受けても効果がないわけではなく、推奨年齢以上の女性でも感染を予防するうえでワクチンの接種は有効とされています。
ワクチン接種後の多様な副反応に関して
HPVワクチンは「接種後の副反応が多い!怖い!」と一時期大きな話題になりました。
実際、今回私は摂取することを、我が家に来ているシルバー人材さん(女児2名の母、娘は成人している)に話すと、「娘の友人は接種後、その場で倒れたのよ。怖いから、うちは受けさせなかった」と言われていました。
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