1人目不妊治療 体外受精(ショート法→妊娠判定まで)
体外受精ショート法 自己注射開始
結局、人工授精の結果も出ないので体外受精へ。
ショート法と言われる「短期で複数の卵子を育てる手法」を取りました。
ショート法(調節卵巣刺激法)
調節卵巣刺激法とは、体外受精において治療の成功率を高めるため、卵胞の発育を見ながら排卵誘発剤を計画的に使用し、採卵をベストな状態で行う方法です。
生理開始後5日以内に受診。
先生「今週期はピルでお休みされて、7月半ばに体外受精予定ですね」
生理周期から逆算して、7月18-20日で採卵調整となります。
「ピルで生理周期合わせて行きますから、今回はルナベルという低用量ピルを21日間飲んで、次の生理がまた来たら受診してください」
初体外受精に向けて卵巣を休ませる(クロミッド連続7ヶ月服用してたので)とはいえ、初めてのピル大丈夫かな。
低用量ピルは副作用が少ないと言われるものの、色んな不安(吐き気、食欲不振など)があるからです。
「次回は体外受精前の基本検査入ります。自費診療になるので27800円かかりますからね」
えっ人工受精より検査が高い!
「あと採卵希望日に合わせてはいきますが、始めてなのでズレたら困るから凍結精子があった方がいいですね」
また夫に単身赴任先から帰ってきてもらうのか(夫は前回の人工受精から単身赴任)‥‥要相談です。今回は看護師さんとしか話しをせずで、 診察代640円ピル代2700円。
ピル服用7日目 不正出血なの?生理なの?
生理から14日目、ピル服用7日目の生理?と思うくらいの不正出血しました。
とりあえず病院に電話です。
体外受精準備 出血からの婦人科24回目の受診してきました!ルナベルが合わないのか、朝会社で吐いた・・・。
そこで、今回の生理終了後から中用量ピルのプラバノールに変更になりました。
「来院ついでに体外受精術前検査で採血4本と心電図しましょう」
採血四本・・・心電図は心拍数が低過ぎて、看護師さんが、先生に確認に行ってましたが、一応問題無しとなりました。
本日のお会計は体外受精術前検査代27000円とプラノバール670円。
体外受精準備 プラノバール服用と凍結精子準備
ピル:プラノバールと制吐剤(プリンペラン)を併用して開始です。通常は21日間服用ですが、体外受精の採卵日を夫の帰省に合わせるため、25日服用です。
同時に「術前検査の結果」伺いと「卵巣腫れ具合を内診」でチェックしてきました。
加えて朝イチ飛行機で夫に帰宅してもらい、採卵日が早まった時用の精子を凍結(採卵日に夫は帰宅予定)
血液検査は問題なし。
流産しやすさの抗リン脂質抗体も検査されてました。
院長による卵巣腫れチェックもOK。
予定通りのスケジュールで体外受精が出来そうです。
看護師さんから、ナファレリール点鼻薬(自然排卵を抑制する薬)の使い方レクチャー受けます。同時に夫婦確認出来る、戸籍謄本か住民票の写しを提出くださいとのこと。
本日のお会計は凍結精子代21000円、ナファレリール含む自費診察代12890円なり。
体外受精に向けて、自己注射開始
生理開始後、一日二回(私は7時19時)のナファレリールが始まります。
加えて自主的に、芍薬甘草冬、コエンザイムQ10、Lカルニチン、葉酸プラス鉄、マルチミネラルを取得。
生理後3日目から自己注射開始。
まずは3日間打ち、内診して卵胞の育ちをチェックし、薬剤調整が入ります。
D3 フォルリモン150 HMGテイゾー
D4 フォルリモン300
D5 フォルリモン150
D6に受診予定
薬剤を混合したら、お腹へ自己注で完了。打つよりも懸濁液との調合が難しいです。
注射針で針刺し事故など起きぬよう気をつけて。ちなみに飛行機で通院してる人は手荷物検査でめちゃ怪しまれると看護師さんが笑ってました。
本日のお会計
保険診療分:1150円(内診他)
自由診療分:3339円(自己注射代は次回とのこと)
血液検査と6日目の卵胞チェック
D6(生理後6日)に病院にやってきました!早い人だと明後日(D8)採卵になったりするとか・・・。
さてさて血液検査・・・・E2:63。低い!!!ホルモン値が全然上がっていません。卵胞チェックは・・・
左:5ミリ、6ミリが7個
右:5ミリとスモールがごろごろ
内膜5ミリ・・・
PCOS気味が顕著に出て、卵子は育っておりません。先生より注射変更の指示。フォルリモン150(3日間)→ゴナピュール225(4日間)へ。4日後のD11に受診です。
本日のお会計保険診療分:5380円(エコー他)自費診療分:5292円(フォルリモン代)
卵胞育ちが遅く採卵日が決まらず
D10(生理後10日目)診察で卵胞の育ちをチェックしてもらいます。ゴナピュール225 自己注射を4日間終えてやってきました。
E2・・・・702上がってます!
卵胞チェックは、右:~12ミリ3個、左:13~15ミリが5.6個、内膜は12ミリです。もう少しの成長させましょうとのことで、ゴナピュール225(2日間)追加です。
本日のお会計は保険診療分:3280円
自費診療分:18060円(ゴナピュール225 4日分)
採卵日決定
D12 診察 血液検査とエコーが続きます。
E2:1767 D10より1000も上がりました
P4:0.767
LH:2.71
FSH:19.53
卵胞チェックの結果は、左:16~19ミリ5,6個、右:14~16ミリ3,4個、内膜:15ミリです。
「良い感じだから採卵日は2日後にします。たぶん8〜9個取れますよ」
D14(生理から14日目)明後日の採卵で決定となりました。まだそんなに育ってなくない?!ちょっと早いのでは?と思いましたが
今日22:30分のhCG注射(モチダ5000×2)を忘れないようにと念を押されて終了です。
本日のお会計
保険診療分:1640円 (エコー他)
自費診療分:18774円(ゴナピュール225、2日間と採血検査料)
体外受精ショート法 採卵日
D14 いよいよ採卵日です。意外とよく寝れました。ノーメイクで病院へ向います。
★ 採卵当日のスケジュール
8:40 受付
8:45 院長より内診 「排卵済みではないですよ~がんばりましょう!」8:50 採卵室へ。 全て脱いでオペ着に着替えベッドで待機。
他にも2名採卵予定者、プライバシー確保にためか、時間をずらして案内でした。
9:00 看護士さんの処置 麻酔用に静脈麻酔用のルート確保(点滴)
最初に採卵室に入った方から採卵が始まっている様子。
9:30過ぎ 3番目の患者として移動。麻酔科Drより静脈麻酔注入。
10数えるうちに意識消失。気がついたら採卵が終わっていました。
10:30 気づいたらベッドの上。
起きたら右のお腹が痛い。採卵したのだなと分かります。
12:00過ぎ 院長問診。採卵数通知と出血有無。
12:30 看護士さんがくる。今後の過ごし方の指示。
採卵はあっという間でした。静脈麻酔を入れられて「いつ効くんですかね~」と話していたら、気がつけばベッドで寝てました。
採卵数 右:6個 左12個と、多くてホッとしました。
朝の内診時に院長より「半分顕微、半分体外にしましょう」と言われていました。夫の精子結果も良いとのこと。さあ!授精結果はどうなるのか?!
次はD16に行って、授精確認と移植予定です。
本日のお会計は自費診療分:325000円(体外&顕微授精8個以上の適応)
授精確認と新鮮胚移植
受精確認に行ってきました!
しかし、結論から言うと・・・すごくショックでした。
採卵した卵子18個中受精したのは・・・顕微9個→7個 体外9個→3個
「受精障害と卵子の質が悪いことが判明しました」
現時点、4細胞胚判断で10個全てmoderate (上中下で言うなら中しかない)、Goodは0です(上は無し!)
理由としては全体的に分割が遅い。
「今日はその中で一番良い4bc卵を移植します」
残り9個は凍結レベルのものが無いため、胚盤胞まで培養して出来たら凍結しますと。
原因は「採卵してみて判明したが右卵巣癒着がひどい。これにより卵子の質が下がる。そして癒着でピックアップもできてない」
体外受精をしたことで原因が分かりましたが、結構ショックです。
1つも凍結もできなさそう、グレードもいまいち。
先生も今回の妊娠は厳しいかもと、次のことを考えているようでした。
本日は新鮮胚移植を1つしました。次回診察は12日後D28(ET12)です。
移植後12日目の妊娠判定日
こっそりやった妊娠検査薬も陰性。今朝、基礎体温も36.59に急降下。
「あーこれは妊娠してないな」
こうなれば願いは一つです。
凍結胚盤胞ができていて欲しい!
卵の質が悪いといわれましたが、さすがにまた一から採卵は辛い。
受診し外来の待ち時間に、受診日のスケジュールを確認しながら診察室へ。
すると満面の笑みの先生。驚きの結果が待ってました。
「おめでとうございます。妊娠されていますよ。」
えーーー!!
検査結果は・・HCGも出ていて、E2も上がってますね。妊娠です。おめでとうございます。
本当にびっくりしました。妊娠検査薬、陰性だったし。さらにご褒美で凍結胚盤胞(3BC)が一つできていました。
いつかの第二子の可能性です。まだ流産の可能性も10~15%あり。とにかく安静にと。次は12日後に胎袋確認です
本日のお会計、自費診療分;115305円 (凍結胚盤胞代、妊娠判定代 他)
この後、無事に心拍確認できて、長男を出産します。
そして、その4年後、この時にできた凍結廃盤胞を使って「二人目妊活」に挑むのですが、それはまたいつかの話。