大学院で出会った何人かの20代から学ぶこと
この4月から大学院に行き始め、早くも前期(大学院は基本的に前期、後期の2期制)の終わりが見えてきました。
学生生活との兼業にも慣れてきたこの頃。講義でよく会う学生さん(現役の大学院生なので23〜25歳くらいの人たち)と雑談できる程度には仲良くなりました(学食には1回しか行けていないが)。
学生さんたちと話していると、私の関心はつい「彼らがどういう幼少期を過ごしてここにたどりついたのか?」に向いてしまいます。
私よりも「彼らのほうが、わが子と年が近い!」ため、どんなロールモデルがいるのか知りたい、という単純な興味です。
ネットで見ればいいじゃん?と思われるかもしれません。しかし、ネット情報は、「現代の若者」というくくりで丸められた情報が多く、ピンと来ないのです。
「〇〇世代」と表現される「平均的な人の顔」は見えない。「ゆとり世代」や「さとり世代」も、その特徴を100%持っている人になんて会ったことがない。トッド(友だちか)もこちらの本で、「平均なんていないよ」と言っています(『Dark Horse』を書いた、あのトッドです)。
そこで、今日は私が大学院生活で出会った
と思う4人の学生さんから聞いた、幼少期からここに至るまでの道をまとめてみます(一部改変)。わが子の子育てに生かしたい!
ケース① 親の勉強関与が大きかったAくん
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