''恋するダハブ''へ
フルガタを後にし最終目的地のダハブへ。
コロナ前はフルガタからダハブへのフェリーがあったみたいだが今はもうないらしい。
なので陸路で行くとカイロまで戻ってそこから行く
かなり遠回りになってしまう。
私の旅は基本的に道があるなら陸路、
帰国以外に空路は使わないが今回は例外。
時には時間を金で買うのです。
って事でまずは飛行機でシャルム・エル・シェイクまで向かう。
時間的には1時間ほどで着くはずだが、謎の遅延で結局空港で3時間待ったwwもう着けば良い。
Egypt Airのシンボル、空の神ホルス神。
そう、今回私が空路を選んだ理由の一つにこのホルス神がシンボルになっている飛行機に乗りたかった。
っていうどうでも良い理由もある。
無事にまずはシャルムエルシェイク空港に到着。
問題はここから。
まだここからダハブまでは90km以上はある。
いつ来るかわからないが一応バスもある、しかしそのバスもダハブまでは行かない、途中のどこかで降ろされる事になる。
そこでここには多くの悪徳タクシーがダハブへ行く旅人達を待ち伏せしている。
彼らも私たちが他に手段が無いのを知っていて法外な値段を強気でふっかけてくる。完全に足元を見られている。
しかし私は別に急いでもいないし時間はたっぷりある。どうせならローカルな方法で行ってみたかった。
永遠に話しかけてくる客引きも私がタクシーを使う意思が一切ないと気づくとどこかへ去っていった。
いつくるからわからないバスを猫と待つ事3時間。
一応バスは来た。
ここからはあまり記憶がない。
しかし覚えてる限り、やはりバスはダハブまで行かずどこかで降ろされた。
歩いて行くにはかなりまだ距離はあるしだんだん日が暮れてきた。
ここからタクシーを使うとしてもまず人すらいない
そこで人生初のヒッチハイクをした。
(安全かどうかの話はどうでも良い、そこはもう覚悟しているところはある)
ダハブの街の入り口まで乗せて行ってもらった。
ありがとう。
なんだかんだで丸一日移動し続けててやっと
ダハブへ到着した。
入った瞬間のあの感覚は忘れられない。
もう既に私はこの街の事が好きになっていた
うまく言葉で説明できないが、同じエジプトとは思えないダハブ独特の雰囲気。
これは多くの旅人が沈没して行く理由もわかる。
向こう側にうっすら見えるのはサウジアラビア
いつか行ってみたい国一つ。
ここダハブは世界中からバックパッカーが集まってくるためエジプトでは珍しく中華料理を始め、アジア料理レストランが数多くある。
その中にも日本食レストランがあるらしい。
しかし海外で日本食レストランに行った事がある人ならわかるはず。そう、あれは日本食では無い。
日本食を名乗ってるだけで完全に違う料理なのだ。
なので期待はせずネタになれば良いや〜程度の気持ちで向かった。
階段を上がって行くと屋上レストランはあった、屋根はない。
メニューはしっかり全部日本語で書いてあり種類もかなり豊富。しかしオーナーはエジプト人。(前は日本人だったらしい)
うどんを頼んでみた、そしたらまさかの生地から作り始めたwwこれは色んな意味で期待できるww
うどんなのにラーメンの器
しかもどこからこの天下一品の器を手に入れたのか色々ツッコミ所はあるが一旦置いといて、
肝心の味は、、
まじで美味しい、なんか日本で適当にそこらで食べるうどんよりよっぽど美味しい。
まさかアフリカの地でここまでクオリティの高い日本食が食べれるとは思ってもいなかった。
旅行中、日本食を食べたら負けみたいな風潮があるがそんなん気にしない、もうどうでも良い。
ダハブ滞在中、ちょっと店手伝ってくれない?とオーナーから連絡が来るくらい仲良くなる程通った。そう毎日ここに通っていたww
お腹も心も満たされて、さらにダハブは私を満たしてくれるものを持っている。
そう、酒
ここエジプトではアルコールは宗教で禁止されてる為基本的にアルコールは売っていない。
売っていたとしても外で飲むことはもちろん、場所によってはホテルにすら持ち込む事が出来ない。
しかしここダハブはもはやエジプトではない。
Bottle Shopが普通にある
しかもなんと外飲みだってできてしまう
海沿いでのんびりしながら飲むビール。
若干の背徳感を感じながら飲むビール。
ついに憧れの地まで来てしまったな〜と感情に浸りながら飲むビール。
幸せの一言以外でどう表せば良いのだろう
ダハブ、ここはとんでもない所だ、、
沈没しない訳がない。
結局私は色んな予定を蹴りながらギリギリの限界までダハブでのんびり過ごしました。
もちろんダイビングもします。
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