人を思いやる時に思い出したい気持ち
すごく悲しくてとにかく死にたい。
一生懸命頑張っていたけど、どうやっても自分が悪いって思うことばかり。
『貴方の思いやりが欠けていたからだ』『貴方の価値がわたしの中で優先順位が下がった』『どうでもいい』
傷つく言葉を吐いた人間はきっと時間が経って「まぁ、その時は疲れてて言ってしまったんでしょう、しょうがなかった」とか言って勝手に自分を許すんだろうな、私は許せないのに。
そもそも、そんな事を言われる自分に問題があることが原因なのだ。
自分が情けない。
心が弱ってしまった時、兎に角傷つきたくなかった。
優しくして欲しかった、安心したかった。
それなのに他人は思ったより優しくない。現実は厳しい。
いや、優しかったのかもしれない、けれど心が元気になるのにも時間がかかるから、頼っていた相手も疲弊していつしか冷たく感じるようになる。
そんな現実に打ちのめされてより傷ついてしまう。
だからその心境から、コンプレックスやスケジュールや人間関係、辛いもの全てから逃げ出したくて『死にたい』という欲求が生まれた。
生きていたいから、心が死んでしまうのが怖いから、心の死を恐れて
肉体の死を望むが、本当は苦しみの消滅を望んでいる。