好きな事から自主性を育てたい
先日、4歳の息子が通う保育園で個人懇談がありました。
家族でない人から教えていただける息子の様子は、改めて子育てについて考えるきっかけになりました。
息子は虫博士と呼ばれている
先生から言われたこと。
へえ~・・・!
年齢の割に、虫には詳しいと思っていたけど。
まさかあのちっちゃい4歳児の仲間内でもそれが浸透しているとは・・・。
びっくりと同時に、とても嬉しくもありました。
なぜなら『息子=虫』というタグがつくことで、周りから頼りにされたり、自分の好きを自覚できると考えているからです。
我が家の教育方針。学びたい!と思った時に自発的に行動できる子供に。
夫婦で一致している教育方針は、自主性をつけることです。
勉強しなさい!と親が言っても、子供がやる気にならなければ、効果が薄いことは夫婦共々体験済み…。
そして、私は昨年度にキャリアコンサルタント資格を取ったこと、夫も現在MBAに通っていることを考えると、学ぶことは大人になってもできるけど、「これを学びたい」を自分で意思決定し、行動できなければ何も始まらないと思っているわけです。
自主性は「自己肯定感」が必須
自主的に学ぶ力をつけるには、自己肯定感が大切だと思っています。
私はずっと、ものすごく平均的な人間だと思って生きてきました。
何か特別にできないということはない、だけど、何かが特別秀でているということもない。
いわゆる強みがない私がとてもコンプレックスでした。
ですが、高校時代に演劇部に所属したことが私の転機となりました。
文化祭でする劇の配役をきめるオーディションにむけてコツコツ努力し、念願の主役に選ばれたことがとても自信なったのです。
(「この程度の努力」と自分が思っていても、他人からみると私は結構なコツコツ努力家らしい)
私の強みは「目標にむかって努力できることなのでは?」と気づいたことで、それが自己肯定感につながり、学業も就職活動も、仕事もこの長所を活かしてなんとかやってこれたと思っています。
とは言うものの、悩むことも多い
息子はとにかく虫が好き。赤ちゃんの頃から公園に行くと地面をじーっと見ていたし、昆虫や動物には物怖じせず、どんどん触りに行いきます。
親としては、この好きを大切に育ててほしい、と思いますが、迷いもあります。
4歳だと、英語や公文を習い始めたり、受験対策として幼児教室に通ったり、勉強の要素を盛り込んだことをしている子たちが結構います。
ネットにも知育関連の情報が盛りだくさんで刺激を受けます。
「こんなに公園ばっかり言っていて良いのだろうか」と不安かられるときがあります。
だけど、いつも色々考えて落ち着く結論としては、
「好きなことを追求する楽しさ、自ら調べて知る嬉しさ、他の人に自分の知識を共有することで頼りにされる喜び」
そんなところが分かってくると、何よりも人生の糧になるということです。
これらのことは、将来仕事をする上での基礎の思考になるのでは。
そうなってほしい!
息子が大きくなったときに、今ある職業のどれだけ残っているのかも、どんな働きかたがメジャーになっているのかは予想がつかないけど、基礎があれば応用が利くのではと思っています。
生きていく上の基礎の力、それが「自主性」だと思っています。
とはいっても、子育ての成果はすぐにわかるものでもないし、正解かどうかは本人が判断するもの。どれが正しいのか、本当に分からないのだけどね…
本人に、個人懇談の内容をフィードバック。
すると、「だって僕は虫博士だから」ってご満悦。
人伝えできく、自分の良いところって嬉しいよね。
母は、虫が苦手だけど、一緒に虫捕り頑張ろう。
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