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ワーママの中でも格差拡大!? 仕事と子育ての両立のカギは男性側の意識改革に!
仕事やプライベートでの活動の中で、様々なワーキングマザーから話を聞いたり、意見交換をする機会があります。
セミナーで会う人も含めると、年間150人ぐらいでしょうか。
そんな中で、私がここ1年ぐらい感じているのは、両立格差。
仕事と子育ての両立ができる人とできない人の差が、ジワジワと広がってきていると感じているのです。あくまで私の主観ですが。
そして、この両立格差が広がる要因は「夫が育児家事をどれぐらいするか」
これがかなり重要だと、沢山のワーママたちを見て思うのです。
悲しい限りですが、日本では、育児しながら仕事をすることが成立しづらいと、つくづく思います。
「働く」「子供を産む」なんて、なんら悪いことでない。なのに、この2つが同時並行で進むとなると突然難しくなる。でもって、相変わらず、育児家事のほとんどを女性側が背負っている現実。(図は厚労省HPよりお借りました)
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「世の中の男性よ!全く家事してないじゃないか!」
このグラフだけを見ると、そう言いたくなるのだけど、リアルで出会うワーママの夫の中には、普通に平等にやってる人も増えてきたと感じます。
それも、「妻にガミガミ言われてやってるんです〜(笑)」というスタンスではなく、当たり前に、ナチュラルにこなしている男性が増えてきている!特にこの1年ぐらいの間に、そういった男性に出会う機会が増えました。
たとえば、巷では様々な両立研修が行われています。
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研修では、ロールモデルとして、両立をこなす人(女性)が登壇するというのが鉄板プログラムです。そのロールモデルの話を聞いていると、配偶者が、しっかり育児も家事もこなしていることが多い。(だから、登壇女性も、登壇にむけて準備もできるし、講話できるような働きかたができるのでしょう)
そんなロールモデルの話を聞いての参加者たちの反応を見ていると興味深いのです。
よしやるぞ!を気持ちを新たにする人と、「うちの夫は家庭内のことに協力的じゃないから」と、落ち込む人。
ここ数年、男性育休についても頻繁に目にする機会が多くなってきましたね。
6月には法改正も実施し、男性にも育休を取得してほしいんだ!言う、政府の意気込みを強く感じます。
それがプラスに働いて、少しずつではあるけど、育児家事って女性だけの問題じゃないよねっていうことが浸透し始めてきているなと思います。
だから育児家事を当たり前に、ナチュラルにこなそうと考える男性が増えてきているのは自然なこと。
一方で、本人や会社の意識改革が進まず、相変わらず仕事ばっかりの生活を送っている男性も世の中にはたくさんいて。
時代に取り残されている男性たちと、時代の波に乗って意識改革が進んだ男性たちとの2極化、これが、両立格差の原因だと感じるのです。
働き方改革や男性育休について政府に提言をされたワーク・ライフバランス社の小室さんは、「平成は女性活躍の時代、令和は男性の家庭活躍の時代」とおっしゃっています。
妻は毎朝4時に起きて、洗濯物干してご飯作って仕事して…みたいな生活はもう誰も求めていないんですよね。(一昔前はそういう女性がよくロールモデルとして雑誌やらに取り上げられていた)
ホットクックも、食洗機も、ドラム式洗濯機も、両立には欠かせないアイテムですが、配偶者が、育児と家事に関して、手伝う程度にやるんじゃなく、「平等にこなす」ことが、両立を成立させる最強の武器だと私は思います。