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定年後に働きたくないけど老後資金が心配で仕方ない人にしか役に立たない記事

定年後に働くか、働かないか。
もちろん個人の自由である。
ただし、働かないなら相応の準備が必要だ。
働かないと決めたところで先立つものは必要だから。

つい最近まで、老後に必要な資金は2000万円だった。
ところが令和になり、4000万円という金額も叫ばれているらしい。
いかりや長介を気取って「だめだこりゃ」と言ったところで、現実は変わらない。生きている以上は生きるしかないのである。

老後資金と言っても同じではない。
2000万円という人もいれば4000万円という人もいるだろう。
老後の生活によって金額は変わってくるのだ。
変わらないのは働かなくても生活資金は必要だということである。

ここで大切なことを一つ!
老後資金を増やすために博打は絶対にやってはいけない。
「博打って賭け事のことでしょ。だったらやらないから大丈夫。」
と軽~く考えている方へ・・・。
メガネをかけた総理大臣が声高に国民にすすめる「投資」も博打である。
「え〜っ、総理が博打をしろだって?」
そんなトンでも国家に暮らす我々だが、うまい話は無視するに限る。
森永卓郎氏も投資はしない方が賢明である、と常々言っているのだ。
だって勝つ(儲かる)か、負ける(損する)かわからないのだから・・・。
これって、博打ですよね。

この記事は定年後に働きたくない人に向けて書いた記事だ。
あなたにとって働かなくてすむ老後資金とはいかほどなのか。
それを明らかにするために
保有する資産の現状は、
老後は何歳まで生きるのか、
老後の生活の総収入、総支出額は、
これらすべてを洗い出す。
「己を知り敵をしれば百戦危うからず」と孫子も言っている。
まずは己の現在地を正しく知るのである。

記事の後半では具体例を示した。
60歳の定年時に平均的な資産を持ち、平均的な退職金を手にした人が、平均的な住宅ローンを抱えながらも65歳までは働かずに生きる。
65歳からは平均的な年金を受給し、夫婦で平均的な生活をしながら平均寿命まで人生を全うする。
夫が81歳、妻が87歳まで、国民健康保険料、介護保険料、固定資産税、住民税を支払い続けた上で、どのように資産が推移するのかを可視化したのだ。

悩みの解決とはいかないまでも、ほんの少し先を見通す手助けができれば幸いである。

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