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自社サービスのバックエンドサービスのエンジニアをしています。仕事ではJava。個人的な開発ではPythonを使うことが多いです。

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    ウイングアーク1stのエンジニアによるテックブログです。 アーキテクトを担うITエンジニアメンバー(社員)が、かわるがわる「ものづくり」のナレッジやそのソース、TechのHowToを発信します。

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Python3.13で登場したGIL無効化オプションを試してみた

概要Python3.13からはGILを無効化してマルチスレッドプログラムが複数のコアを使用して動くモードが試験的に導入されています。 GIL(Global Interpreter Lock)とは、Python(正確にはCPython)がスレッドセーフで安全に動作するために導入されているメカニズムです。 Pythonではスレッドが利用できますが、GILの制限により複数CPUコアを使っても動くコアは1つだけ、並列処理はできません。複数のCPUコアを使用するにはmultipro

    • AWS Lambda SnapStartを使ってみる

      はじめに業務開発案件ではよく使われているJavaなのですが、AWS LambdaでJavaを使う場合には、コールドスタート時の初期化時間が特に遅く問題になります。それを解決する手段としてSnapStartという機構が用意されています。 発表当時はJava11のみの対応だったのですが、現在はJava11, 17, 21に対応しています。SnapStartを検証してみました。 SnapStartを試してみるSnapStartでコールドスタートが高速化することについては、いろん

      • AWS SQS FIFOキューのハマり事例-後編

        概要AWSのSQS (Simple Queue Service)を使うと、AWSの様々なサービスを接続できます。メッセージを高い信頼性で分散処理するのに便利なメッセージングサービスです。 今回は、私がSQSについて学習を進めたときに、思ったように動かなかった例について整理してみました。 この記事は以下の前回記事(もう6ヶ月近く前になりますが)の続編です。 前回のおさらいAWS SQSのFIFOキューを使ったSQS-Lambdaの構成の話でした。 順番にメッセージ処理する

        • AWS SQS FIFOキューのハマり事例-前編

          概要AWSのSQS (Simple Queue Service)を使うと、AWSの様々なサービスを接続できます。メッセージを高い信頼性で分散処理するのに便利なメッセージングサービスです。 今回は、私がSQSについて学習を進めたときに、思ったように動かなかった例について整理してみました。 システム構成AWS SQS (FIFOキュー)に入ったメッセージを、Lambdaで処理をするというシンプルな構成で考えます。 アプリケーションは、何らかの処理タスクをメッセージとして生成す

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          コードファーストでOpenAPIを爆速で定義できるFastAPIを使おう!

          テックブログ担当させていただくことになりましたTakです。業務ではJavaのサーバーサイド実装が主なのですが個人的にはPythonが好きです。私の業務では使っていませんがPythonについての記事になります。 OpenAPIとは?REST APIを開発する際にAPI仕様書をOpenAPI Specificationで用意するのは一般的です。「OpenAPIとはなにか」が分からない場合はググってもらうとたくさん解説が見られるのでそちらをご覧ください。 簡単に言えば、「あるRE

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