物書きとしてのルーツを遡ってみた③
完結編です。②から随分と時間が経ってしまったことをお許しください。
さて、今の僕に最も影響を与えた作品は前回書いた通り、エロゲでした。
二次元コンテンツのオタクになったのはアニメの影響が強かったんですが、オタクの友人は「アニメの次はこれだ」という感じでエロゲを薦めてきたのです。
エロゲと抜きゲーの違いすら分かっていなかった当時の僕は、「二次元にエロは求めてないんだよな~」なんてことを思っていました。
ただ、その友人が薦めてきた作品でハズレだと思ったことは一度もなく、騙されたと思ってプレイしてみることにしました。
付き合いの長い同業者さんとかには結構言ってるので(Twitterでもたまに書いてるし)、予想できた人もいると思います。
はい、俺たちに翼はないですね。
シナリオライターになろうと思ったきかっけはいくつかありますが、俺つばはその内のひとつです。
正直なところ、全てを語ろうとしたら1000記事くらいになってしまうので、サクっと書きます。
俺たちに翼はないはNavelという美少女ゲームのブランドからリリースされたPC用ゲームで(後に移植版なども出ています)、エロゲやってる人はもれなく知っている作品だと思います。
リアルなのにリアルじゃない重厚なストーリー。キャラの数だけ個性が存在するこだわり。王雀孫節を出し散らかした独特なギャグ。圧倒的なテキストレベル。予想できない結末。
あと1000個くらいありますが、キリがないので褒めちぎるのはこの辺にしておきましょう。
まーあ、なんというか、ガッツリ心を鷲掴みされましたね。エンターテイメントにおける最高傑作なんじゃないかと。
未だに俺つば以上だと思う作品に出会っていません。アニメや漫画、その他あらゆる媒体の作品と比べてもです。
アニメ化もされているのですが、興味を持っていただけた方には是非ゲームのほうをオススメしたい。アニメはなんというか、アレなので。ゲームをプレイしてから観るならいいんじゃないかなと思います。
さてさて、僕の物書きとしてのルーツを振り返る記事はこれで終わります。
影響を受けた作品はもちろん他にも山ほどあるんですが、今回はシナリオライターになるまでのルーツということで。
ちなみに同じレーベルから出ている月に寄りそう乙女の作法も面白かったですよ。無印しかプレイできてないですが。
そういえば、僕が原案やシナリオを担当しているBlue Magic 言葉仕掛けのメロディーラインは俺つばにかなり影響を受けています。たまに指摘されますね。※つまり俺つば好きな人はプレイして損はないぞたぶん
いやー俺つばオフ会とかやりたいなー。カケルくんのコスプレとかしたいなー。
ちなみにわたくし、俺つばは18周目をプレイ中です。
最近なかなか進められてないですが、マジで飽きないし毎回勉強になる。
では、皆さんに白木原怜次のルーツを知ってもらえたところで、そろそろ筆を置きたいと思います。
世界が平和でありますように。
サポートしてくれたら、あなたについて15分間思考を巡らせます。約束します。機嫌の良い日は20分になるかもしれません。全てあなた次第というわけです。(お願いしますね!)