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【ライブレポ】サヨナラ、4月のサイコパス。【みるきーうぇい】

シナリオライターなのに音楽系の記事が一番閲覧されている白木原怜次です。どーもこんにちは。
今回のライブレポもおせーよってタイミングで恐縮なのですが、その代わりスピード感ではない部分のクオリティにこだわっていくので許してください。
コメントも是非。要望や質問、ただ書きたいだけの怪文書でも歓迎です。




ライブ情報

■出演
みるきーうぇい

■タイトル
「サヨナラ、4月のサイコパス」
〜LOFT フロアライブ編 〜

■開催場所
新宿LOFT

■開催日
2023年4月20日(木)


3ピースとは思えない重厚なバンドサウンド

「朝焼け」という激しめのキラーチューンからスタートしたライブは、脳汁ドバドバを避けられない最高のスタートでした。
音源ではギター重ねて録ってるはずなのでリードギターがいないと音圧が下がることが普通なんですが、エフェクター3種類くらい(たぶん
)にも関わらずギターの音作りがしっかりしてるのと、リズム隊の演奏レベルと存在感がすごすぎて物足りなさは全く感じなかったです。
4人いるのにギターが薄っぺらくて聴いてられないアマチュアのバンドとかたまにいますが、やっぱりちゃんと評価されてるバンドはレベルが違うなーと思いましたね。ライブバンドという言葉がありますが、みるきーうぇいはそれに該当するなと確信を持ちました。


バリエーションではなく一枚のアルバムのよう

個人的な話になるんですが、普段僕は連続して同じアーティストの曲を聴くことは少な目なんですよ。ただ、アルバムがひとつの作品になってるというかアルバムを最初から最後まで聴くことで味わえるカタルシス的なものも存在します。滅多にそんなアルバムには出会えないんですが、例えば邦楽で言うとBUMP OF CHICKENのユグドラシルとかMr.Childrenの深海とかが該当しますかね。
何が言いたいかっていうと、そんな奇跡のアルバムをライブで再現しちゃってるんです。全てがシンプルなのに全然飽きないし、なんなら段々心地よくなっていくし。
リリースして間もない「ワンナイトラブ」という曲があって、これはミディアム調のおとなしめな曲なんですが、そういうイレギュラーでさえセトリから浮いてない。
演奏力やグルーブだけでは説明できない何かがこのバンドにはあるなと、感動すら覚えました。


聴いてほしい曲の紹介

さて、なんかすごかったってのは伝わったと思うのでMVを貼りつつ2曲オススメして締めようかと思います。

「ありがとうクズ男」というこの曲、斬新なコールアンドレスポンスが楽しかったです。メロディーはもちろんなんですが、歌詞がマジで良い。ていうか不思議と泣ける歌詞なんです。みるきーうぇいはラブソングっぽくないラブソングを作るのが上手いなーとあらためて思う一曲。情景が思い浮かんでくる曲好きなんすよねー。


「SNSに殺されそう」という曲。もうタイトルが好きすぎる。SNSの暗部を表現する曲って結構ある気がするんですが、みるきーうぇいの場合は切り口が独特で安っぽい共感を押し付けてこない。その辺がSyrup16gと似てるなと思いました。こっち側の人間は絶対好きになるタイプのバンドだしこっち側の人には絶対聴いてもらいたい一曲です。


最後に

手っ取り早くみるきーうぇいでハイになりたいって人は「カセットテープとカッターナイフ」という代表曲を聴いてみてください。結構話題になった名曲です。
ライブレポというかバンド紹介記事っぽくなってる気がするけど、とにかく色んな人に知ってもらいたいので良しとしましょう。してください。
というのも、想定よりお客さん少ないなーと思ったんですよね。このレベルのバンドはもっと動員できてていいはず。世の中が悪い。
世の中の悪口を言ったところで、今回のライブレポはこの辺で終わろうかなと思います。
それではまた!


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白木原怜次/Ryoji Shirakihara
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