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人間関係の悩みに効く偉人からのメッセージ


人間関係の悩みに、偉人の名言を

人間関係で悩んだときや疲れたとき、どうしますか?
病気の相談はお医者さんに、髪型の相談は美容師さんに、私たちは日々色んな相談をその道のプロフェッショナルに相談して解決してもらったり、解決のヒントをもらったりしていますよね。

では、人間関係に悩んだときはどうでしょう?
周りの人に対処法を相談したりしませんか?
でも、いつもいつも都合良く、そんなアドバイザーに適任な人が周りにいてくれる訳ではありません。1人で問題を抱えてモヤモヤした気分で毎日を過ごすのは辛いですよね。

人はひとりぼっちでは生きていけません。
どんな形であれ必ず誰かと影響しあって暮らしています。

人が複数集まれば、すれ違いや誤解、性格の不一致などにより何かしらの問題が生じてきます。
昔から人は人間関係で悩んできたのです。そして、どうにかこの尽きることのない人間関係の問題を解決しようと、試行錯誤してきました。

歴史を紐解けば、現代の私たちの生きるヒントにもなるような、そんな金言が溢れています。
過去の偉人の知恵を、よく直面する人間関係の悩みのパターンに分けてご紹介します。


1.上司などから押さえつけられて悩むパターン

・自分のやりたい事をいつも邪魔されていると感じる
・失言が多くて失敗する
・行き当たりばったりなところを怒られる
・気が利かないことを責められる

こんなことで悩んだ経験はありませんか?そんなときに心に響く名言をご紹介します。

細道で犬に出会ったら、権利を主張してかみつかれるよりも、犬に道を譲った方が賢明だ。たとえ犬を殺したとて、咬まれた傷は治らない。

エイブラハム・リンカーン(米国第16代大統領)

人の話の腰を折ってはいけない。
人の話題を横取りしてもいけない。

ジョージ・ワシントン(米国初代大統領)

あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

デール・カーネギー(米国の実業家、作家、ビジネスセミナー講師)

謙虚な人は誰からも好かれる。
それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。

トルストイ(ロシアの小説家、思想家 )

敵のため火を吹く怒りも、加熱しすぎては自分が火傷する。

シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 )

俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。

坂本龍馬(幕末の志士)


2.ドロドロした人間関係に巻き込まれて悩むパターン

・色んな立場の人の主張を引き受けてしまい調整に疲れる
・空気を読みすぎて本音が言えない
・感情をぶつけられてもどうしていいか分からない

そんなあなたに贈るのは、こんな名言です。

嘘つきに与えられる罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。
むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。

バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞)

性に合わない人たちとつきあってこそ、うまくやって行くために自制しなければならないし、それを通して、われわれの心の中にあるいろいろ違った側面が刺激されて、発展し完成するのであって、やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。

ゲーテ(ドイツの詩人、小説家、劇作家 )

誰の友にもなろうとする人間は、誰の友人でもない。

ヴィルヘルム・ベッファー(ドイツの植物学者 )

多くの愚者を友とするより、一人の知者を友とするべきである。

デモクリトス(古代ギリシアの哲学者)

ほんとうに他人の人柄がわかるのは、その人と大喧嘩したときだということです。そのときこそ、そしてそのときはじめて、その人の真の人柄が判断できるんです。

アンネ・フランク(『アンネの日記』著者、ユダヤ系ドイツ人の少女)


3.自分の気持ちのやり場に困って悩むパターン

・真剣に悩みを打ち明けても話を聞いてもらえない
・相談しても定型文のようなアドバイスしか返ってこない
・人から嫌われていると思うと辛い
・どん底まで気持ちが落ち込んでしまう
・裏切られた人のことを許せない

こんな悩みを抱えているあなたは、次のような名言に癒やされるでしょう。

人間の最大の罪は不機嫌である。

ゲーテ(ドイツの詩人、小説家、劇作家)

自分に思いやりが足りない人ほど相手に思いやりを求める。
自分の言葉が相手を傷つけていないか、まず反省してみる事。

美輪明宏(日本のシンガーソングライター)

おだやかな心は問題を解決します。
怒りにふるえ、悲しみに打ちひしがれ、嫉妬に狂った心は問題をますます混乱させます。
問題の解決は心のおだやかな時にしなさい。

ジョセフ・マーフィー(米国で活動したアイルランド出身の宗教者、著述家)

山から遠ざかればますますその本当の姿を見ることができる。
友人にしてもこれと同じである。

アンデルセン(デンマークの童話作家、詩人)

もし幸せになるために誰かを頼っていたら、あなたは奴隷になり、隷属し、とらわれの身となる。
そして、あなたは多くの人々に頼っている。
彼らはみなあなたの影の主人となり、その見返りに、あなたを搾取しているのだ。

バグワン・シュリ・ラジニーシ(インドの宗教家、神秘思想家)

あなたを悩ましたり、悪口をいう人にも、平静な心で注意を向けなさい。
きっとあなたにとって得るところがあるはずです。
良薬が口に苦いように、あなたに偉大なる存在が苦言を呈しているかもしれないからです。

ジョセフ・マーフィー(米国で活動したアイルランド出身の宗教者、著述家 )


4.身勝手な人にペースを乱されて悩むパターン

・きちんと仕事してるだけなのに頭が硬いと言われる
・自分勝手な人にいつも振り回される
・融通が利かなくて孤立する
・計画が綿密すぎてドン引きされる

こんなパターンで悩んでしまうあなたには、このような名言が効果的です。

人とつきあうのに秘訣があるとすれば、それはまずこちらが相手を好きになってしまうことではないでしょうか。

瀬戸内寂聴(日本の小説家、天台宗の尼僧 )

セトモノとセトモノとぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちかがやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころを持ちましょう

相田みつを(日本の詩人、書家)

他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ。

ガンジー(インドの弁護士、宗教家、政治指導者 )

自分自身のことについて誠実でない人間は、他人から重んじられる資格はない。

アインシュタイン(理論物理学者、ノーベル物理学賞受賞)

自分の価値観で人を責めない。
一つの失敗で全て否定しない。
長所を見て短所を見ない。
心を見て結果を見ない。
そうすれば人は必ず集まってくる。

吉田松陰(幕末の長州藩士、明治維新の精神的指導者 )


いかに調和するか

いかがでしたか?
あなたの人間関係の悩みを解決するヒントになるようなメッセージはあったでしょうか。

ここで、松下幸之助の言葉を紹介します。

対立大いに結構。
正反対大いに結構。
これも一つの自然の理ではないか。
対立あればこその深みである。
妙味である。
だから、排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、これといかに調和するかに、心を労したい。

松下幸之助(日本の実業家、発明家、パナソニック創業者)

人の性質は千差万別です。自分と違うからといって否定したり相手の性質を変えようとしたりするのは、大変な労力を使うし、上手くいかないものですよね。
違いを違いとしてそのまま受け入れ、違うからこその化学反応を楽しめたら最高です。

人との関わり方について、全く正反対のことを述べている人達もいます。

自分が友達に望んでいる通りに、友達には振る舞わねばならぬ。

アリストテレス(古代ギリシアの哲学者 )

自分が他人にしてほしいと思うことを、他人にも同じようにしてやるべきではない。
その人の好みが自分と一致するとは限らないからだ。

バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞)

アリストテレスの言うことも、バーナード・ショーの言うことも分かる気がします。
状況によって、どちらのアドバイスを参考にするかを判断したいですね。

最後に、松下幸之助の言葉と同じ趣旨の言葉を紹介してこのnoteを締めくくろうと思います。すぐに覚えられるくらいの簡潔さなので、人間関係のお守りとしてぜひ暗唱してみてください。

君は君
我は我也
されど仲よき

武者小路実篤(日本の小説家、詩人、劇作家、画家 )



書いた人
Humminglifeミライ(星を味方につけて鼻歌まじりの子育てを。ご縁の国、島根で星よみと子育てを楽しんでいます。人の話の腰を折ったり、人の話題を横取りしないように肝に銘じようと思います。)


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Wattle Sunshine(ワトルサンシャイン)
https://note.com/w_shine/
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