待望のnest中部ワーキンググループ発足!リーダーの鈴木さんと永坂さんを直撃取材!
ウイングアーク1stが運営するユーザーコミュニティnestは「データ活用で世界を笑顔に」をビジョンに掲げた活動を日本各地で続けています。nestには東京、大阪、中四国、九州沖縄、北日本のエリアにそれぞれワーキンググループ(以下WG)があり、それぞれの活動や交流が行われているのですが、この度待望のnest中部WGを立ちあげることとなりました!
どんな人がこのグループの中心となって引っ張っていってくれるか、という部分がコミュニティの立ち上げにおいて重要要素のひとつなのですが、他のWGに負けず劣らずの熱量を持った株式会社木村鋳造所 鈴木泰地さんおよび株式会社買取王国 永坂通康さんのお二人が中部WGのリーダー役を引き受けてくださいました。そこで今回の記事では、新しいリーダーのお二人のnest中部WGに対する意気込みや将来的なビジョンについて直撃取材してきました。
Q: 自己紹介をお願いします。
鈴木さん:株式会社木村鋳造所の鈴木泰地と申します。溶かした金属を型に流し込んで製品を作る鋳造メーカーです。発泡スチロール模型を用いた工法で、自動車用プレス金型用鋳物や工作機械・産業機械用鋳物を主に製造しています。静岡県と群馬県に工場があり、私は静岡県にある本社の情報システム部門で働いています。MotionBoardのオンプレ版を使っていて、MotionBoard歴は3年半くらいになります。
永坂さん:株式会社買取王国の永坂通康と申します。中古商材の買取販売業者で、主に古着や工具、ホビー関連の商材を扱っています。名古屋にある本社の情報システム部で社内SEをしています。Dr.SumとMotionBoardのオンプレ版のユーザーです。
Q: nestに参加したきっかけを教えてください。
鈴木さん:初めて参加したのは3年前の東京のWGイベントでした。最初は会社の先輩と一緒に参加しました。その後、一人でもイベントに参加するようになり、三回目のイベントではもう登壇させてもらっていました(笑)。当時はまだ使い始めて半年くらいで、社内的にMotionBoardを活用するための土台が整ってきたくらいのタイミングでした。他社事例をぜひ知りたいと思ってイベントに参加したのですが、レベルが違いすぎて圧倒されました。その時に初めて知った機能もたくさんあり、すごく勉強になりました。自力でたどり着くには長い時間がかかるので、教えてもらえたのは大きな収穫でした。
永坂さん:最初に参加したのは名古屋で開催されたオフラインイベントで2019年くらいでした。営業さんに声をかけてもらったのがきっかけで他社事例が見られるというので当時の上司と一緒に参加しました。同じ製品でも使い方が会社によって全然違っていて、総務部で使っている会社の事例などを知って「そんな使い方もあるのか!」と目から鱗でした。
Q: これまでに参加したnestイベントで印象に残っていることはどんなことですか?
鈴木さん:毎回勉強と吸収の連続なので、どれか一つ選ぶのは難しいですが、ユーザーやボードを見る人たちにどうやったら実際に使ってもらえるのか、というところに対して皆さんが試行錯誤しているというのをすごく感じていて、デザインや機能性だけでなく、説明資料を別で作って保存しておく、などのノウハウはとても実践的で参考になります。中でもやはり株式会社帝国データバンクの六信さんの登壇はデザインの話やボタンの使い方、名前の付け方や管理の仕方など着想の幅が広くて毎回感心することばかりです。さすが「神」と呼ばれているだけあるというか(笑)。
永坂さん:毎回参加するとサプライズがあるのですが、一番印象に残っているのは2019年の東(あずま)さんの発表でした。MotionBoardを使ってデータ入力をする方法についてだったのですが、入力したデータを検証するバリデーション機能を使って綺麗なデータだけを入力する方法をその時に学びました。自社でもMotionBoardを使ったデータ入力をしていたのですが、ボードの作り込み方一つで雲泥の差が出る、ということを目の当たりにして衝撃を受けました。データが綺麗な状態で入力されるだけでその後の手間が一つ二つ省けるようになるので、先回りして考え、小さなことを一つずつ積み重ねていく形でボードを構築していく重要性を実感しました。それ以来、イベントで事例を見てそれを参考に色々と社内で実際に導入してみて少しずつ改善していく、ということに喜びを感じるようになりました。
Q: nestの魅力はどんなところですか?
鈴木さん:同じ製品を使っていても使い方が全然違うので、いろんな人の話を聞けるのはすごく興味深いです。社内だとどうしても無限ループにハマりがちになるので、悩みや課題を共有できる仲間がいて別の視点をもらえるのはとてもありがたいですし、nestの人たちがすごく肯定的で、否定されることがない、というのがすごくいいな、と思っています。
永坂さん:一番の魅力はポジティブシンキングの人が多いことですね。オンラインでもオフラインでもいろんな人の話をそれぞれが一生懸命聞いて、お互いに上手に情報交換できるように自分が持っている情報をできるだけ簡潔にまとめて話すことを意識的にみんながやっている場所だなと思います。例えば、新しく知った機能性を業務に活かすことをみんなが共通の喜びとしているグループはなかなかないと思いますよね。イベントに参加した後は、モチベーションが最高潮に達した状態になっていて、明日の仕事が楽しみで仕方ない、という状態になっています(笑)。
Q: nest中部WGの立ち上げまでにはどのような経緯があったのでしょうか?
鈴木さん:去年の12月に中部で初めてイベントがあって、その時に集まった人の中に初対面の人がたくさんいました。自分は静岡の東側で、比較的東京に近いのであまり意識していなかったのですが、中部エリアの方で気楽に東京に出かけられない環境にいる人が多いことに気がつきました。自分と同じように情報を求めている人がたくさんいるのだから、そういう人に手を差し伸べることができる場があればいいな、とその時から考えるようになり、今回リーダーになりませんか、というオファーを頂いてぜひやってみたいと考えるようになりました。
永坂さん:関東WGリーダーの吉原さんが「自分がギバーになって与え続けていると自分に返ってくる」といつも言ってくれるのですが、最初の頃の僕はあまりギバーになることには興味がなくて受け取るだけでいいかなぁ、と思っていました。ですが、登壇させてもらう機会があって、そのための資料作りをしているとアウトプットすることによる学びの多さを実感しました。しかもアウトプットをするとそれに対する反響をもらえるので、それがまたすごく大きな力になる、ということも学ばせてもらったので、自分がリーダーになることで積極的にギバーになる機会が作れる、イコール周りの人に感謝されながらより大きな学びを得られる機会につながるのでは、と思いリーダーをやってみたいと思いました。
Q: リーダー役を引き受けることに関して会社側とはどのようなやり取りがありましたか?
鈴木さん:私の場合は、上司がセミナーやイベントに参加することに理解のある人だったので参加することに対するハードルはさほど高くなかったのですが、自分がnestに参加し始めた頃はCovid-19の影響でイベントのほとんどがオンラインで開催されていたので、特にZoom参加となるとかなり敷居が下がっている状態でした。オンラインで参加できて色々なことを学習できたのは本当にありがたかったです。東京のイベントに参加するとなると交通費も時間もかかりますし。イベントで学んだことが実際に社内で活かせたことを評価してもらえていることもあり、今回のリーダーのお話を頂いた時も基本的にはいいよというスタンスで話を聞いてもらえました。
永坂さん:もともとは展示会に行くとかセミナーに参加することを奨励する文化が会社になかったので、nestに参加することも当時としては割と新しい試みとして受け止められていた部分があるのですが、自分が登壇したり、nestを通じて学んだことが社内業務で活かされたりすることが増えてくるにつれてコミュニティの潜在的なメリットを理解してもらえるようになってきたように感じています。メリットを感じてもらえていることで、上司や社長など会社側からコミュニティに参加するための承認を得ることが以前と比較するとずいぶん容易になりました。
Q: nest中部WGとしてやってみたいことはどんなことですか?
鈴木:なんだかんだ中部エリアも広いので、せっかくオフラインで会うなら毎回違う場所で集まるとか、そういうことができても面白いかなと思います。あと、大阪のWGみたいにポータルも積極的に活用できたらいいな、と思っています。そんな活動を通じて、中部らしさ、みたいなものが引き出せたらいいな、と。
永坂さん:イベントの大半はまたオフライン中心に戻っていくと思うので、できるだけ近場で集まりやすい場所が作れればいいかな、くらいに最初は思っていたのですが、せっかくなので、互いの職場見学とかやってみたいなって思い始めました。環境や業態によって同じ製品でも全然違う使われ方だっていうのは理屈ではもう分かっているわけですが、実際に見るとまた感じ方も変わるような気がしますし。色んなところで色んな人と集まっておいしいものを食べながら語らいたいです(笑)。
鈴木さん:そういう人間関係ができていくのも大きな魅力の一つですよね。
Q: nest中部WGにはたとえばどんな方に参加してもらいたいですか?
鈴木:WGってみんなで一緒に作り上げていくものだと思うので、色んな企画を提案してくれる人とか、場を作る側になってみたい人、新しいことにチャレンジしてみたい人にぜひ参加してもらいたいです。
永坂さん:自分が作ったものを積極的に共有してくれる、アウトプットしてくれる人が来てくれると嬉しいですね。色んな業種のことを知りながらお互いを高め合うみたいな関係性が築けると最高です。
編集後記:
「イベントに参加した後は、モチベーションが最高潮に達した状態になっていて、明日の仕事が楽しみで仕方ない、という状態になっています」という永坂さんの言葉がnestというコミュニティを象徴する言葉だったように感じました。人と人が繋がることでポジティブな連鎖が起こっていく現象が中部エリアでも起こっていくのだろうな、という確信と相変わらずnestの人たちは楽しそうに話をしてくれるな、という感想を持って今回の取材を終えました。
コミュニティは立ち上げの時から関わるのが一番面白いので、nest中部WGに参加するなら早い方がきっと楽しめますので、ぜひ、明日と言わず、今すぐにご参加ください!
(テキスト:データのじかん編集部 田川)
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