あなたにチョコを・・・
noteイベント部の告知で、
『バレンタイン・デーに好きな人に告白をしようか迷っている女子の、その背中を押してください』
とか書いてあるのをみて、急に書きたくなったので、一篇。
イベントに参加するとかは特に考えず、衝動の赴くままに・・・・・
わたしって、ほら、ちょっと気が短いところがあったりするじゃない?
だからね、あの子の背中を押してあげたのよ。
だって、いつまでもいつまでも声すら掛けられずにいるって、どうなの?とか思わない?
わたしだって、あの子のためにあれやこれや、色々お膳立てしてあげたのにね。
夏からよ?
あの子、あなたのこと気にしてたの。
わたしにしては、だいぶ我慢してさー。
あの子のことも、気に入ってたし。
今日だってさ、色々あなたのこと調べたりして、一所懸命準備して・・・。
知ってる?
あの子、包丁すら握ったことないのにさぁ。
テンパリングなんてプロだって難しいんだよ?
そんだけ頑張ってさぁ・・・。
なのに、なんで土壇場で・・・。
だからさ、このチョコは受け取ってあげてよ。
あの子のさ、最後の想いって言っちゃ、ヘビー過ぎるけどさぁ。
ほら。
あ。
あー。
ちょっと血がついてるけど、気にしないでよ。
電車に轢かれたけど、奇跡的にこのチョコだけは無事だったんだからさー。
きっと、あの子の想いのお陰だよねー。
ほ、ら。
早く受け取りなって。
ほら、私って気が短いからさぁ。
うだうだやられるとさ、あんたまで背中押したくなるんだよね。
あー。この場合、胸だね、ごめんごめん。
って。
あー。
もう、聞こえてないかぁ・・・。
じゃあ、これも一緒に持ってってねー。
あの子の、精一杯だからさー。
じゃあ、ちゃんと渡したからねー。
お幸せにー♪
たまには、投げ銭で。
売り上げは、チョコ代にしますw
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