Wing HighBridge

豚汁が好きです。

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最近の記事

2022

出会った音楽作品は素晴らしい年でした。 素晴らしい年でしたよ…音楽作品は。 以下、思いついた順。 Axel Boman "LUZ / Quest for fire" [Studio Barnhus] Duval Timothy "Meeting with a Judas Tree" [Carrying Colour] Kali Malone "Living Torch" [Portraits GRM] Tomberlin "i don't know who need

    • 雑感

      いま、電車の中なのだが、乗客のプライヴェート・スペースがある程度確保された車内事情にもかかわらず、深夜につけっぱなしにしてたら観てしまったホラー番組みたいな距離感で、知らないおじさんが眼前に立っている。やめてほしい。 それはさておき今朝、こども3人を自転車に乗せて歩き、それぞれの幼稚園と保育園へと送迎をする道すがら「まるで中国雑技団だな」と蒸し暑い頭で考えていた。 1人を送り届け、いそいそとペダルをこぎながらも、頭の中にはまだ「中国雑技団」が居残っていた。「雑技」ってあま

      • BADモード

        昨夜 23:55。 2日間の頭痛と闘い疲弊した私を癒やすはずの宇多田ヒカル新譜はすぐそこ。 「やれやれ、こちとらお先にBADモードだぜ?」と、キャラ設定にもう少し丁寧に時間をかけるべきであった口調でひとり、私は夜をすり減らしていた。 食のプロが品評会?の場などでいくつもテイスティングをする際に、味覚を一度リセットするために自身の体臭を嗅ぐという豆知識を思い出す。 この手の知識はアウトプットできるときに率先して消費しておかないと、棺桶や骨壷の中で結構なスペースを取るだろう

        • BoA

          早速、掲題の件ですが、何を隠そう平成元年生まれ = H世代の私にとって、このワードを叩けば、名称未設定のままの記憶の断片たちがランダムにヒットする。様々な匂いの残るシーンが、走馬灯というよりも『速報!歌の大辞テン!!』の徳光和夫のバックで明滅するスクリーンの様に流れ出していく。 (ここでOffsetは「キャチプレイワ!」"Catch up REIWA" 意訳すると "着いてこいよ令和"と合いの手をチラリ☆ 俺がミーゴスだったなら) GOT the Beatの荒々しくも美しい

          Wing HighBridge 2万字インタビュー

          この春、突如リリースされたWing HighBridgeの8年ぶり4作目のフルアルバム「ホームレスネス」は、彼のルーツとも言える00年代のUSインディーとヒップホップの両方のエッセンスを参照しながらも、いつの間にかその幕を閉じた2010年代の音楽シーンを総括する様な充実作となった。2枚組128分22曲という重厚なヴォリュームで描かれるこのアルバムのコンセプトは、公に本人の口からは明かされておらず、彼のファンクラブ (月額1,380円もしくは年額15,000円) に加入しないと

          Wing HighBridge 2万字インタビュー

          Twitterにあげるつもりがどうしても文字数を削れなかったツイート

          モービーの暴露本の文庫化を阻止すべくナタリー・ポートマンがジャン・レノを雇うも、サンプリングのクリアランス条件としてモービーに雇われたエイサップ・ロッキーにより消されてしまう。(実際に銃殺したのはチャイルディッシュ・ガンビーノ。) その後の打ち上げで乱交していたロッキーは履いていたカルヴァン・クラインに手榴弾を仕込まれていたことに気づき、その場に居合わせたNGT48のメンバーに相談。その様子はストーリーで公開され、結果としてKOHHは再びモデルとの情事を公開するハメになり、

          Twitterにあげるつもりがどうしても文字数を削れなかったツイート

          10 Favorites in 2018 (=My Works)

          2018年も素晴らしい作品と作家、そして彼らをサポートするレーベルやマネージメント、さらに諸先輩方に恵まれ、こうして並べて自慢したくなるリリースをすることができました。 普段のプロモーションではできない、公私混同甚だしいエピソードトークを交えた、2018年作品(2019年リリースもありますが...)のご紹介です。 MABUTA "Welcome To This World" 南アフリカのスーパーグループ。ロックでもクラブでもジャズでもないし、逆にそのすべて。音はもちろん

          10 Favorites in 2018 (=My Works)

          50 Favorites in 2018 (Except My Works)

          あっという間に1月も終わろうとしている。花粉も既に到来している今日この頃。やっと2018年の年間ベストを作った。 実際に作ってみた感想として、2018年はとにかく どこもかしこも みなさん、鬱ですよね...という印象だった。時代が"鬱"。私が清水寺のお坊さんなら一文字そう書くだろうけど、放置している頭髪と、漢字の画数の観点から現実的には見送りたい。 ここでは自身が制作仕事で関わった作品は除いて、50作品を選びました。 50. Félix Blume "Death In

          50 Favorites in 2018 (Except My Works)