映画の女の子の話
束の間の夏休み。
予定がない日は家でAmazonプライムを漁り、映画を観た。
その中の一つが「勝手にふるえてろ」だ。
「劇場」を機にわたしは松岡茉優さんの演技が大好きになった。彼女が主演の映画なら、きっと間違いない。そして間違いなかった。
すんなりと主人公であるヨシカに惹かれていった。
劇場の時もそうだったが、松岡茉優さんが演じるどこか危うい女の子にどうしても惹かれてしまうのだ。
沙希もヨシカも、この2時間では語りきれない想いがあるだろう。どんなことを想ってそんな表情を見せるの?どんなことを想ってそんな言葉を口にするの?もっと彼女のことを知りたいと思ってしまう。
そしてわたしは滅多に読まない本を買うのだ。
原作には映画では綴りきれなかった彼女の人生を知ることができる。
文字だけで表現されていても、わたしの頭の中ではしっかりと松岡茉優さんの姿で、声で、彼女が生きるのだ。
映画を通して出会った女の子は、本の中でもやはり魅力的で、わたしはどうしても惹かれてしまうのだった。