2023年映画ベスト10作品
(1/31タイトル変更しました)
まずはこの前書いた記事について謝罪というか。どうやら寝ぼけた状態で記事をひとつ書いて掲載してしまっていたらしい。あまりに記憶にないので削除した次第です。今後しないように気をつけます。
さて、今年はnoteをなるだけ更新したい。だが書くことがない。仕方ないので今更だけど、2023年の新作映画で、特に良かった10作品をまとめました。掲載順は見た順で。順位はつけず行きます。それではドン。
1.少女は卒業しない
原作のそれぞれのエピソードを同時並行で描く脚色の素晴らしさが際立った作品。何よりそれぞれのエピソードがほぼ交わらないことが、青春時代特有の社会の縮図感を描き出していた。
2.グリッドマン ユニバース
今までファンムービーを馬鹿にしてきた私はこの作品によっていなくなりました。ファンの観たいもの全部観せながら、ファンへの感謝と共に展開していくフィクション論の話でもある。
3.ちひろさん
本当にタイトル通り“ちひろさん”のお話。みんなの孤独に寄り添うちひろさん。それは自分も孤独を持っているからで。有村架純さんの演技が本当にすごい。
4.レッド・ロケット
前に感想書いてます。予告からは想像もつかないほどクレバーな映画です。
5.午前4時にパリの夜は明ける
ミカエル・アース監督の時間の省略が冴え渡る一作。語らない部分を作ることで今ここで語られなかった全ての物語を語ってしまう。
6.君たちはどう生きるか
前に感想書いてます。ファンタジー映画ここにあり。
7.春に散る
監督の過去作『アナーキー・インじゃぱんすけ』を大衆向けにしたような映画でありながら、自身が若者に“背負わせる”側になった年代から今の若者へのラブコールののような作品。
8.さよならエリュマントス
この映画のある種の“くだらなさ”は、社会性が必要以上に求められてしまうようになった世界ですごい貴重であり、そこにちょっと窮屈さを感じていた自分はものすごい救われたのです。でもそのくだらなさにもしかしたら奇跡が宿っているかもしれない。そんなことを思わせるストーリーも良い!
9.アリスとテレスのまぼろし工場
好みは分かれるかもだけど、個人的には『思い描いていたような未来ではないかもしれない。それでも未来に進むしかない。』というメッセージに“好き”という気持ちを絡めて理由づけするストーリーの高度さに圧倒された作品。何より終盤の台詞がみんなすごい。書き写したいくらい。
10.ザ・キラー
前に感想書いてます。人物のディテールを突き詰めることによるソリッドさよ。