★この複雑な制御のフロントワイパーは、31年間一度も壊れていない。
このワイパーは、動画で撮るのめんどくさかったので、イマイチ知らない人はどういう動きをするのかお分かりにならないかと思います。
ワイパーの最初の長さのままウィンド上端まで来ると、長すぎてひっかかってしまう、なので上に近づくにつれて、ヒューッと短くなるんです。帰るときもいっしょ。ヒョイと途中だけ短くなる。
そうすると、払拭面積が最大化される、というドイツ人の秀逸な発想なんです。
でも、機構的には複雑になる。
と、普通は31年も乗ってりやゃ壊れそうなもんです。
しかし、よく考えるとフロントワイパーちゅうもんは、「安全装置」のひとつです。
だって、豪雨の日の高速道路でワイパー動かなかったら結構やばいです。
雪の日だって、前が見えなくなって危険極まりない。
ドイツは寒い国です(なので、ヘッドライトワイパーも付いてる。動いてるの見たことないけど)。雪ガンガン。
そこでドイツ人は、おーし、ぜったい(は、ないが)壊れないよーにしちょるでー!とがんばった(よーに思う)。
私が知る限り、この構造のワイパーって、他のクルマでは見たことない。
と言っといて、他でもあったらゴメン。